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ゴールデンスランバー の商品レビュー

4.3

1310件のお客様レビュー

  1. 5つ

    575

  2. 4つ

    449

  3. 3つ

    155

  4. 2つ

    35

  5. 1つ

    7

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おすすめ!

2008年の本屋大賞で、見事1位を獲得した作品。 ファンにとっては馴染みの場所、仙台で事件は起こる。巨大な謀に巻き込まれ、身に覚えのない罪を負わされる主人公。全ての物語がつながった先にあるのは……。

abtm

2026/04/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

急に首相殺しだと疑われた青柳の逃走劇とその裏で暗躍する登場人物との掛け合いが面白い。結局真犯人が明確に書かれていないからこそ、目に見えない巨大な組織がうごめいている不気味さも作品から感じることができる。 キルオが途中亡くなってしまうのが悲しかった。青柳を助けたらおもしろそう〜と単純に興味本位で動いていそうなところが個人的に好みだった。 途中で事件から20年後の世界が描かれているが、章のタイトルを見落としており、気づくまで混乱してしまった。 樋口はあんなに青柳に協力していたのに、実際に会うことは無い。しかし青柳が整形後樋口の子どもから「たいへんよくできました」のスタンプをもらうところがいいなあと思った。今までの関係は「よくできました」止まりだったが、今回の逃走劇で最高の評価になったんだなあとジーンとさせられた。

Posted byブクログ

2026/04/08
  • ネタバレ

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濡れ衣で追われ、森田も死んで結局青柳も顔を変えてまで生き残るしかなかった理不尽さに腹は立つが、逃亡の中で助けられたり支えられたりする一つ一つに胸が打たれる。 特に森田は早々に死ぬが最後まで青柳の心を支えた。 キルオという名前で活動していた三浦は、良いヤツでは全くないが、彼の気まぐれで救われて、命をかけてくれたから青柳は詰みの状態から何度も助けられた。 昔雨宿りした使わなくなった車に青柳が「犯人は俺じゃない」と残したメモに、元カノの樋口が「だと思った」とメモで返すシーンが印象的。 ラスト、樋口が娘を通じてやっと青柳に「よくできました」のハンコを押してあげたシーンは涙が出た。青柳もすぐ消えてしまうそれをふーふーして乾かそうとしていたという大切さが伝わる。 そしてそれがきっと本当に昔の自分を知る人との最後の接触なのかと思うと胸が苦しくなる。 これだけ尽力した樋口は一度も青柳と会っていない。恋人は別れるとその後一生会わないという話が劇中に出てくるが、言葉通り彼らは会うことはなかったが確かに信頼していた。 理不尽な状況に、過去からの繋がりで人が人をそっと支え助けられる。 逃亡劇という派手なテーマだが、表現されているのは心の奥の柔らかいところに訴えかける素晴らしい話だった。

Posted byブクログ

2026/03/16
  • ネタバレ

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最初はどの視点から読んでいいのかわからず探り探りでしたが、中盤、事件当日からは一気に読めました。 とにかくこの物語をどう収束させるのだろうというのが気になり読み進めました。 エンタメを追い求めるとこの結末はモヤモヤします。 大団円ではない。 しかし、この強大な流れを止めるにはこの方法が納得行くベストな解決方法なのかなとも思いました。 登場人物は少々強引に繋がってくるものの、キルオなどとても魅力的なキャラクターでした。

Posted byブクログ

2026/03/11
  • ネタバレ

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伊坂幸太郎さんの作品はまだ数冊しか読んでないが、アニメーションが頭で浮かぶようなアクション、次へ次へと読みたくなるようなワクワクハラハラ感がたまりません。 2007年に出版とありますが、これ程SNS時代の現代に繋がるような話を書けるとは。 青柳は正に人気者が標的にされ炎上させられる図式に当てはまり、人々はなぜか青柳が首相殺しの犯人であると信じてしまった。 青柳は結局捕まってしまうが、青柳と仲間たちの活躍により、青柳を犯人と思う人はいなくなった。 これはある意味世間を誘導したかった政府に勝ったとみても良いのではないだろうか。 本作はこの結末が前半に書かれている。なんなら関わった人たちのその後まで記されているのにずっとハラハラしっぱなしだった。 読了後そのページまで戻り、登場人物たちの結末に考えを耽るのも2度美味しい感覚だ。

Posted byブクログ

2026/01/12
  • ネタバレ

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面白かった。映画も見たくなる。 〖事件から20年後〗は最後まで読んで読み返す。人物目線が入れ替わりながら繋がっていく構成にわくわくした。もうだめだと思うところからの展開がありえなさそうだけど、そこもまた面白かった。個人的には樋口晴子ちゃんが好き。後半の活躍すばらしい。 花火ドーンも華々しくて気に入っていて、「痴漢は死ね」もおさまりがよいと思った。

Posted byブクログ

2025/12/28

あ〜 面白かった♪ 先が気になりすぎて夜更かし 年末休み中で良かった あまりにも酷い警察と謎の敵に イライラしながらも 青柳さんに関わる人たちのキャラに 癒される ハラハラ、ドキドキ、うるうる ラストも完全ではないちょっとスッキリ(o^^o)

Posted byブクログ

2025/12/20

首相殺しの濡れ衣を着させられた主人公青柳の逃走劇。 序盤に散りばめられた伏線が綺麗に回収されていき、終盤にかけて更に面白さが増して行く。 伊坂幸太郎作品はやはり面白いですね。魔王を読んだ時にも思いましたが、フィクションなんだけど妙にリアリズムを感じました。 しばらくはこの余...

首相殺しの濡れ衣を着させられた主人公青柳の逃走劇。 序盤に散りばめられた伏線が綺麗に回収されていき、終盤にかけて更に面白さが増して行く。 伊坂幸太郎作品はやはり面白いですね。魔王を読んだ時にも思いましたが、フィクションなんだけど妙にリアリズムを感じました。 しばらくはこの余韻に浸りたい。

Posted byブクログ

2025/12/01

回り道するような文章やセリフが味なのだと思うのだが要らない一言に思ってしまった。 中大兄は善玉イメージやオズワルド冤罪を断定するような記述は引っかかってしまいノイズに感じた。天智が善人に描かれている作品を思い出そうとしたがマンガ日本の歴史的なのまで遡らないと出て来なかった。まあそ...

回り道するような文章やセリフが味なのだと思うのだが要らない一言に思ってしまった。 中大兄は善玉イメージやオズワルド冤罪を断定するような記述は引っかかってしまいノイズに感じた。天智が善人に描かれている作品を思い出そうとしたがマンガ日本の歴史的なのまで遡らないと出て来なかった。まあそれは日本古代史に興味なければそうなのかなとも思うけどオズワルド冤罪を言い切ってしまうのは… ストーリー自体は面白く気軽に読める小説として良かった

Posted byブクログ

2025/11/14

このミステリーがすごい!第一位。 本屋大賞、山本周五郎賞受賞作。 事件の結果と未来を先に提示し、その後時間までの経緯を綴っていく書き方。 何でこの書き方にしたんだろう、と思ったけど、最後まで読んでみて理解できた。未来まで知っているからこその推察があって、それが見事に機能してい...

このミステリーがすごい!第一位。 本屋大賞、山本周五郎賞受賞作。 事件の結果と未来を先に提示し、その後時間までの経緯を綴っていく書き方。 何でこの書き方にしたんだろう、と思ったけど、最後まで読んでみて理解できた。未来まで知っているからこその推察があって、それが見事に機能していた。 500ページもあるのに一切の矛盾や違和感を感じさせないプロットと構成。 クスッとさせてくれる、小さな伏線たち。 ラストに畳み掛けるように回収される伏線たち。それによる素晴らしい読後感。 過去と行ったり来たりの描写が対比的で良い。 視点人物が変わる時の、表現の重ね方も好き。 会話文の長さをそろえる演出も、かなり好き。

Posted byブクログ