錬金術師ニコラ・フラメル の商品レビュー

マイケルスコット【著】,橋本恵【訳】

2012/09/11

サンフランシスコのカフェでアルバイトをしているソフィー。向かいの古本屋では双子の弟、ジョシュがアルバイトしている。今その場所に、夏だというのに厚手の黒いコートを着た人達が入っていく。何気ない日常の中に突如現れた非日常。ここからソフィーとジョシュの長い苦悩の道が始まった。

実在する人物や神話、民話を複雑に絡め合わせた極上のファンタジー。めちゃくちゃ面白かったです。
外国ファンタジーは苦手っていう偏見を見事に払拭してくれました。事実や史実を含めている点、ご都合主義ではなくて現実的な描き方に大満足です。ファンタジー＝自由がきく＝好き放題、どうとでもできるって思っていたので、その偏見も拭い去ってくれました。例えば、何百年、何千年も生きている人物なのに、移動手段は自由がきかなくて地道に車っていうところ。
でもちゃんとファンタジーで、その塩梅が私には絶妙でした。脳がじんじんするくらい、想像が掻き立てられて物語に入り込めました。

2011/10/24

かの有名な錬金術師を題材にしたファンタジー大作。
このニコラ・フラメル、どっかで聞いたことあったと思ったら、
ハリー・ポッターにも名前だけ出てくるんですね。
『賢者の石』という不老不死の源で有名な錬金術師だそうです。

なんだろう・・・個人的にすごくイライラしました　（笑）
登場人物が幼いせい？
それと和訳があまり自然でないのか
あんまりテンポよく読めませんでした。

2011/10/19

橋本恵さんだあと思って手に取ったら、面白くて止まんなかった。
作者が神話ダイスキ！という感じがいいです。あけっぴろげ。
悪役が悪いやつなんだけどへたれぽくて、小悪党好きにはたまらない。

2011/07/18

すごいおもしろかった！
ハリーポッターで錬金術師ニコラスフラメルっていう名前を聞いたことあったなってことで
読んでみたら、

700年くらい前のニコラが賢者の石を使って今も生きてるとか、
700年ですごいと思ってたら
2000年生きてるスカアハが登場したり、伝説の生き物
バステトやら魔女やら(彼らは何万年も生きてる！)
いろいろ出てきて　
価値がわからなくなるけど、引き込まれて読み切りました。

これはまだ1巻で、話も全然途中で終わっちゃったから次が楽しみ。

2010/08/17

テンポがとにかく良くて一気に読めた。
舞台は現代でパソコンもi-podも登場する。物語の鍵を握る双子の姉弟以外の登場人物が歴史上の人物、神話や伝説をもとに描かれている点も面白い。
この本は全6巻のシリーズの最初の物語にあたるが、1話完結ではないので読後はすっきりした気分にはなれなかった。でも次巻へが高まってそれはそれでいいのかもしれない。
ハリー・ポッターが好きな人にはお薦め。

2010/06/12

着想は面白いし、ノンストップな感じが即アメリカ映画になりそう。
が、素材の良さを生かしきれない軽い感じがしてもったいない。

2010/05/28

一冊ずつ話が完結してるかと思ってたけど、続いていたのが予想外だった。話には出てくるけど、主人公がニコラフラメルな訳でもなかったし、軽いファンタジー小説だった。

2012/02/21

アルケミストというシリーズ名？〜車を買うためにジョショがサン・フランシスコでアルバイトをしている古書店主・ニックはディー博士の攻撃を受け，コーデッドを盗まれたが，最後の２ページは取り戻していた。不死となったニックとその妻は，数百年生き，種々の魔法に通じているが，アブラハムの書に書かれている双子こそ，ジョシュとその姉・ソフィーだと確信した。彼らのオーラは銀と金の色をしているが，感覚を研ぎ澄ませると魔法は魔法に思えなくなると言う〜回りくどくて，付き合っていられない感じ

2009/10/04

全感覚を働かせて想像できる、面白いお話でした。世界中の神話や物語から飛び出してくる登場人物たちにひきつけられます。全6巻が予定されているそうですが、早く続きが読みたいです。

2011/07/17

どうも世界の伝説、神話、ﾌｧﾝﾀｼﾞー界のオールスター登場の話らしい。最初名前だけでは、東洋人の私には基礎知識がないので、偉大さがわからず、詰まんない話かと思ったら、話が進むに従って、やること派手で面白くなってきた。現代に女神や大昔の人物が生きてるという設定で、コンセントもネットも運転免許もないのに、携帯だけ後生大事に持ってる女神というのも変で笑える。