組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド の商品レビュー
ソフトウエア開発プロセスに組み込まなければならないタスクが網羅されている。プロセスのスタイル自体にはどんな前提もしていないと前書きしているものの、明らかにウォーターフォールモデルを意識しており、その時点でかなりイマイチ。かつ、ソフトを書いたことがないか、限定的な経験の持ち主が書い...
ソフトウエア開発プロセスに組み込まなければならないタスクが網羅されている。プロセスのスタイル自体にはどんな前提もしていないと前書きしているものの、明らかにウォーターフォールモデルを意識しており、その時点でかなりイマイチ。かつ、ソフトを書いたことがないか、限定的な経験の持ち主が書いたであろう浅薄かつ重厚(各セクションで詳細度がバラバラ、複数人で適当に書いたに違いない)な内容で、読む価値無し。ただし、この手のガイドは、敵(官僚主義的プロセス原理主義者)に利用されることが多いため、自己防御のためには読むこともやむなし。
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組込みシステムの開発においてどのようなプロセスがあり、その参照成果物と出力成果物が何かをまとめた資料。 IPA/SECが提唱している内容を押さえておきたいなら持っておく必要があるが、それ以上の価値は見いだせていない。
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完全な標準化というのは難しいのだろうと思うが、最大公約数的なガイドとしての意味があるとは言える。 コスト優先になりがちなことを改善するのが最優先なのだろうが、これはもう無理かも知れない。
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ソフトウェア開発文書に書くべき項目が開発工程ごとに載っている。また参考フォーマットも例示されている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
組込みソフトウェアといっても、何に組込むかで開発作業手順に大きな違いがある。 試作と量産用であっても、大きな違いがあると聞いている。 本書では、時間に制約されないプロセスの定義と、時間軸に移した工程設計を分けるような努力をしたという。 しかし、安全なシステム構築野際に、システムの要求を先に決めるか、安全要求を先に決めるかは、システムによるが、あたかもある順番かのような矢印が図に存在しているのは残念である。 具体例は、ある一つの具体例に基づいて、時間軸上に書き下してある方が、一般的な記述よりも役立つ。しかし、一般的な定義は時間軸上に書き下さない見方もできるとよい。 一般的な定義は、国際規格などに存在しているので、何か一つの製品の、試作のときと、量産のときの2つの例を示してもらえると、いろいろ役立てることができるので、ぜひお願いしたい。
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