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長き雨の烙印 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いや、いいよ。 さすがだよ、堂場さん。 二人の犯人は途中から見えてきたさ。 ただ、脇坂がコロシを犯してまで庄司を追い込むのは、本当にメンツだけなのか? だとしたら、私には「警察のメンツ」というものが理解不能だ。 桑原を病死させるのも短絡的。 直美に子供が宿ったのがせめてもの救い。 そして、庄司。 頼むから生きてくれ。

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2018/11/15

汐灘シリーズ 第1弾。 20年前の幼女強姦殺人事件の犯人として逮捕され、服役した庄司智明は、出所後8年の時を経て、冤罪を支援者の会と共に主張する。 しかし庄司はその証拠となる物や証言をせず、この冤罪事件を期に名を馳せようとする若手弁護士・有田は証拠集めに奔走する。 冤...

汐灘シリーズ 第1弾。 20年前の幼女強姦殺人事件の犯人として逮捕され、服役した庄司智明は、出所後8年の時を経て、冤罪を支援者の会と共に主張する。 しかし庄司はその証拠となる物や証言をせず、この冤罪事件を期に名を馳せようとする若手弁護士・有田は証拠集めに奔走する。 冤罪を主張しはじめたと同時に、20年前と同じような事件が起き、当時、庄司を取り調べた刑事・脇坂は強引に庄司を犯人に仕立て上げようと画策する。 脇坂の後輩で汐灘で刑事をしている伊達は、庄司の同級生で友人でもあり、捜査本部の強引なやり方と、庄司の冤罪を信じ、真相を究明していく。 また20年前に殺された幼女の父・桑原は復讐心に燃え、庄司を追っていた。 庄司と警察と被害者遺族が、それぞれの思惑を持ったまま、悲しい結末へと落ちていく。 それぞれのキャラがハードボイルドなのか、冷血無比な人間なのか、改心がある人間なのか、いまいち分からず少し中途半端な気がして、感情移入できませんでした。 堂場さんの作品はシリーズ物をよく読んでいるので、次作を期待して読んでみようかと思います。

Posted byブクログ

2014/02/27

途中まで真犯人や真相が全く予想できず… 最後の方になってようやく、20年前の事件の真犯人に見当がつくも、現在の事件の方は予想だにしてなかった結末だった!!

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2014/02/15

20年前に発生した女児殺害事件の犯人として逮捕され、服役を終えた男・庄司が冤罪だとして再審を求める活動を始めたとたんに起こった20年前と似た手口の女児殺害未遂事件。 容疑者として逮捕された庄司だが、証拠不充分で釈放されるが、庄司の友人で刑事の伊達は真相を突き止めようと動き始める。...

20年前に発生した女児殺害事件の犯人として逮捕され、服役を終えた男・庄司が冤罪だとして再審を求める活動を始めたとたんに起こった20年前と似た手口の女児殺害未遂事件。 容疑者として逮捕された庄司だが、証拠不充分で釈放されるが、庄司の友人で刑事の伊達は真相を突き止めようと動き始める。その伊達の動きと平行して、20年前と今回も庄司を逮捕した刑事脇坂や、20年前の事件の犠牲者の父・桑原、庄司の弁護をする事でステップアップを狙う弁護士・有田の思惑が絡み合いつつも徐々に謎が解き明かされていく。 ラストで明らかになる真相は意外でまた結末は切ないものだったが、淡々と真相が明らかになっていき読みやすかった。

Posted byブクログ

2010/03/02

面白かったです。 楽しめました。 一気に読めて面白かったんだけど、ふと考えると 物足りないというか、腑に落ちないというか・・・そんなところがチラホラ。 もっとしっかり掘り下げて書いて欲しかったかな?

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2009/10/07

20年前に起こった幼女殺害事件と同様の手口で、また幼女の殺人未遂事件が起こる。 20年前に娘を殺された父親と20年前自らの手で犯人を捕まえたベテラン刑事。 容疑者の友人でもあり、今回の事件の真犯人は他にいると信じる若手刑事と20年前の逮捕劇が脅された挙句の逮捕で、今回の逮捕も違法...

20年前に起こった幼女殺害事件と同様の手口で、また幼女の殺人未遂事件が起こる。 20年前に娘を殺された父親と20年前自らの手で犯人を捕まえたベテラン刑事。 容疑者の友人でもあり、今回の事件の真犯人は他にいると信じる若手刑事と20年前の逮捕劇が脅された挙句の逮捕で、今回の逮捕も違法であると訴える弁護士。 この2対2の対立の形で、物語は進んでいく。 「鳴沢了」シリーズほどのスピード感もなく、中盤、ちょっと中だるみも感じられるものの、ちょっと切ない幕切れ。 ハードボイルドタッチの警察物を好む人には、ちょっと物足りないかもしれないけど、堂場瞬一の作品としては珍しく、静かに淡々と物語が進んで行き、少し新鮮さも感じました。

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2012/06/03

最近、某書店で「刑事・鳴沢了」シリーズが帯付き、平積みで売られているのを目撃しました。スポーツ物、警察物とコンスタントに新作を発表している著者の最近作。関東近郊の海辺の街で20年前に起きた幼女殺害事件。犯人とされる男は逮捕され、裁判の後、服役する。そして20年後、新たな事件が発生...

最近、某書店で「刑事・鳴沢了」シリーズが帯付き、平積みで売られているのを目撃しました。スポーツ物、警察物とコンスタントに新作を発表している著者の最近作。関東近郊の海辺の街で20年前に起きた幼女殺害事件。犯人とされる男は逮捕され、裁判の後、服役する。そして20年後、新たな事件が発生する。服役していた男、えん罪だと訴える彼を支援する弁護士、20年前、そして新たな事件を捜査する刑事、服役していた彼の友人で、今は捜査を担当している刑事、20年前の被害者の父親・・・。それぞれの行動を描く中で、浮かび上がってきた真実。お見事でした。車、靴、腕時計などの細かい描写もなかなかよかったです。

Posted byブクログ