南極で考えたこと の商品レビュー
帯コピー 万物は流転する 南極観測50周年に、南極を訪れた著者。 厳しい南極の大地と、そこに活動する人びとの姿を通し、 人間と地球と宇宙の〈いのち〉を思索する、感動の書。 ・・・・・・はじめは荒涼とした風景に感じられたが、しだいにはっきり沃野と見えてきた。 凍った山水...
帯コピー 万物は流転する 南極観測50周年に、南極を訪れた著者。 厳しい南極の大地と、そこに活動する人びとの姿を通し、 人間と地球と宇宙の〈いのち〉を思索する、感動の書。 ・・・・・・はじめは荒涼とした風景に感じられたが、しだいにはっきり沃野と見えてきた。 凍った山水画の世界である。 白いものはすべて淡水なのだ。 しかも人の手に触れていない純粋な水である。 南極では氷河が高い山で生まれ、海に向かって走っていく。 これは山紫水明(さんしすいめい)の我々の大地と同じメカニズムである。 水源は天から降ってくる雪だ。 目の前にあるのは天地一枚の景色なのである。こんな絶景がほかにあろうか。
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