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ジョン王 の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2019/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

英仏百年戦争を扱っているのでイングランドの王ジョンが正義として描かれるのかと予想したが、本作品でも「失地王」の名に恥じぬヘタレであった。ディズニー映画「ロビン・フッド」のジョンのような暴君ではないが、リチャード二世やヘンリー六世に似て、王としての威厳があまり感じられない。一方、私生児フィリップには『リア王』のエドマンドに似たユーモアと軽さがある。

Posted byブクログ

2014/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジョン王とフランス王フィリップのあらそい。ジョンの甥であるアーサーをイギリスの王としようとするフィリップ。フランスとの戦い。アーサーを暗殺するために送り込んだヒューバート。アーサーを見逃すヒューバートだったが。牢獄から転落し死んだアーサー。イギリス貴族の反乱。窮地に立ったジョン王。リチャード獅子心王の私生児フィリプの活躍。

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2013/10/14

ジョン王(在位1199-1216)の時代は十字軍派兵中に王位を簒奪したとか、大陸領土失地、大憲章マグナカルタの承認など、その治世は評判が悪いようだ。しかし脚本が書かれた16世紀後半のシェークスピアはそうした史実は別として、当時の複雑に絡み合った政局のなかの為政者、貴族らの人間模様...

ジョン王(在位1199-1216)の時代は十字軍派兵中に王位を簒奪したとか、大陸領土失地、大憲章マグナカルタの承認など、その治世は評判が悪いようだ。しかし脚本が書かれた16世紀後半のシェークスピアはそうした史実は別として、当時の複雑に絡み合った政局のなかの為政者、貴族らの人間模様を描きだそうとしたする研究家も。史実を知らなくても誰がいい人か悪役かは判別しにくいし、知っていたらもっと混乱していかもしれない。後味すっきりというストーリーではない。名作に数えられているわけではないと言われれば、そうなのかもしれないと思う。

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2011/12/01

ジョン王の枢機卿に対する台詞が辛辣で笑ってしまった。シェイクスピアが生きていた頃の英国は、ローマと縁を切っていたのでこのようなことも書けたのだろう。

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2009/10/04

ジョン王(1167〜1216)はフィリップ2世との戦いでカレーをのぞくフランスの領地を失ったため欠地王(John Lackland)と呼ばれる。世界史では彼の行為を愚行とみなす傾向がある。インノケンテイウス3世に破門され、形式上イギリス全土を差し出す。重税を課す。貴族の反乱。以降...

ジョン王(1167〜1216)はフィリップ2世との戦いでカレーをのぞくフランスの領地を失ったため欠地王(John Lackland)と呼ばれる。世界史では彼の行為を愚行とみなす傾向がある。インノケンテイウス3世に破門され、形式上イギリス全土を差し出す。重税を課す。貴族の反乱。以降ジョンと名乗る国王はいなくなるほどの人気のなさ。マグナカルタの承認。 しかし、シェークスピア作品にうかがえる彼はそこまででもない。ヘンリー6世の方が(略) 個人的には、獅子心王(The Lionhearted)からの王位簒奪を欠いて欲しかったし、シモン・ド・モンフォールも出して欲しかった。法学部生としては、マグナカルタの場面も欲しい

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