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新釈 信濃の民話 の商品レビュー

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2012/07/15

解説、創作民話に関しては、このサイズながら読み応え十分。 ただ、民話というある種のファンタジーに現実世界の引用や、人物名がでてくると興がさめる。 デーラーボッチャの話は特に、地名とか簡単な地図でも付録でついていれば、長野に詳しくないひとでも、理解できるし、楽しめると感じた。 ...

解説、創作民話に関しては、このサイズながら読み応え十分。 ただ、民話というある種のファンタジーに現実世界の引用や、人物名がでてくると興がさめる。 デーラーボッチャの話は特に、地名とか簡単な地図でも付録でついていれば、長野に詳しくないひとでも、理解できるし、楽しめると感じた。 とくに良かったのは、筆者の民話に対しての考え方がいきている、木賊の秋。もともと、小説なのだが、もはや民話と呼ぶにふさわしいとのことで掲載されていた。暗くじめっとした、怖さや陰な風習などは、昔話独特の感覚だと思う。

Posted byブクログ