晩鐘 の商品レビュー

宇江佐真理【著】

2009/10/04

前作から10年を経て不惑を迎えた主人公・銀次。　十手を返還し、4人の子供の父として小間物問屋を営んでいるが、ひょんなことから拐かしにあった娘を助け、再び十手を握ることになる。死人を見るとなぜか声を上げて泣いてしまう。十手持ちらしからぬその癖からついた名が「泣きの銀次」。シリーズ化しても面白そうなんだけど、続編は出ないのかな？

2009/10/04

ちょっと都合がよすぎないか？という感じです。
時代小説って、結構そういうところあるけれども。
小説として、物足りませんでした。
銀次も老けたなあ。
あと、彼女の中でシリーズ化を持てるのはイサジだけな気がするなあ。

2011/08/15

お気に入りの宇江佐真理作品の新作。小間物屋の若旦那を仮の世の姿にして、町奉行所同心の小者として十手を預かる岡っ引き、死人を見ると泪が止めどなく流す事から付いた異名が「泣きの銀次」、しかしながら、二度に渡る貰い火事からお店を失い、今や借家で女房子供を養う為に細々と小間物屋を営む銀次。その銀次がふとした事から、かどわかしに遭った大店の娘を助けた事から、再び十手を預かる事に。ひょんな事から、西国の元藩主と出会い、その知恵に与かり、事件の手掛り糸掛りを得て、解決を図ってゆく。「泣きの銀次」第２弾、また、お涙頂戴致しやした。