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肝心の子供 の商品レビュー

3.1

13件のお客様レビュー

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2023/04/02

ブッダに子供が居たことも知らなかったので、その辺り息子ラーフラの懐かしむ気持ちが捨てられず過去により人は老いるみたいなところは興味深かった。が、読後の感想といわれると「よくわからなかった」しか表現できない。 最後、ブッダの孫のメッテイヤが到達した林冠の世界とは、遥かなる大きな視野...

ブッダに子供が居たことも知らなかったので、その辺り息子ラーフラの懐かしむ気持ちが捨てられず過去により人は老いるみたいなところは興味深かった。が、読後の感想といわれると「よくわからなかった」しか表現できない。 最後、ブッダの孫のメッテイヤが到達した林冠の世界とは、遥かなる大きな視野を意味するのでしょうか・・・。

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2020/02/23

時々、タイトルにも帯にも呼ばれてないのに、不思議と吸い寄せられる本があります。 大抵は、「冒頭のセンテンスに惹かれて読む」か、「冒頭のセンテンスに惹かれなかったから読まない」のどちらかなんですが、今作は珍しいパターンでした。 「冒頭のセンテンスに特に惹かれなかったのに読む」 ...

時々、タイトルにも帯にも呼ばれてないのに、不思議と吸い寄せられる本があります。 大抵は、「冒頭のセンテンスに惹かれて読む」か、「冒頭のセンテンスに惹かれなかったから読まない」のどちらかなんですが、今作は珍しいパターンでした。 「冒頭のセンテンスに特に惹かれなかったのに読む」 我ながら謎。 自分でもよくわからないまま読み終えました。 うーーーーーん。 何に惹きつけられたのかは結局わからずじまい。 こういう出会いもあるから、読書って面白いですよね(苦しい

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2018/03/14

ブッダ三代の話で、普通に読めば「ふーん」て感じだったかもしれないけど、新聞で読んだインタビューで「子供が生まれて人生変わった、その後書いた小説」とあって、それを知って読むと、ブッダに子供が生まれた26ページから27ページ、それを書くためだけの本なんじゃないかと思えた。子ができると...

ブッダ三代の話で、普通に読めば「ふーん」て感じだったかもしれないけど、新聞で読んだインタビューで「子供が生まれて人生変わった、その後書いた小説」とあって、それを知って読むと、ブッダに子供が生まれた26ページから27ページ、それを書くためだけの本なんじゃないかと思えた。子ができると人生変わるんだね。手塚治虫の「ブッダ」、もう一度読み直したい。

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2013/03/03

ブッタ、息子のラーフラ、孫のティッサ・メッティヤのお話。 ブッタに関してはいろんな期待が高まり過ぎてて物足りなさもあるけれど、全体をみると三代を描いた壮大な小説。タイトルが粋。

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2011/08/02

「肝心の子供」(磯崎憲一郎)読了。うーん、過去2作と違う作家の作品のようだな。ガラスの飴玉しゃぶっているみたいで何の味もしてこない。「終の住処」や「赤の他人の瓜二つ」の時のような苦みや渋みこそが磯崎さんの持ち味なのではないのか。漂白されたような物語としか思えないのは私に問題ありな...

「肝心の子供」(磯崎憲一郎)読了。うーん、過去2作と違う作家の作品のようだな。ガラスの飴玉しゃぶっているみたいで何の味もしてこない。「終の住処」や「赤の他人の瓜二つ」の時のような苦みや渋みこそが磯崎さんの持ち味なのではないのか。漂白されたような物語としか思えないのは私に問題ありなのか。

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2010/03/18

妻との間に子を設け、動物としての役割はもう果たした、と思うのがのがストレート過ぎて宗教とはかくあるものか、と思った。 人が老いて死ぬということは、きっとあれはみな懐かしさに耐えきれなくなって死んでしまうのだ、そのことに母はまだ気が付いていない、という部分、これは仏教の経典か何かに...

妻との間に子を設け、動物としての役割はもう果たした、と思うのがのがストレート過ぎて宗教とはかくあるものか、と思った。 人が老いて死ぬということは、きっとあれはみな懐かしさに耐えきれなくなって死んでしまうのだ、そのことに母はまだ気が付いていない、という部分、これは仏教の経典か何かにあるエピソードなのか?人が生きていくという一側面を本当にうまく表している。心に響いた一説。

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2009/10/26

変な本!と思いつつ、ラストまで一気に読み尽くして結果的に面白かったのです。予備知識ゼロだったので、まさかブッダの話とは・・・。ブッダが出家するまでをヤショダラの様子とともに(この不機嫌な妻が終の住処の妻を彷彿)描かれていて、その子供ラーフラが出てきた時点で(ははあ・・この肝心な子...

変な本!と思いつつ、ラストまで一気に読み尽くして結果的に面白かったのです。予備知識ゼロだったので、まさかブッダの話とは・・・。ブッダが出家するまでをヤショダラの様子とともに(この不機嫌な妻が終の住処の妻を彷彿)描かれていて、その子供ラーフラが出てきた時点で(ははあ・・この肝心な子供はラーフラなのだな)と思ったら、そうではなかったのです。話は更にその子供にまで続いていく神話的な物語。物語に酩酊している内に突如終焉して突き放され・・・それでも読ませるのです、それぞれの人物の生き生きとしていることと言ったら!

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2009/10/07

芥川賞受賞したばかりの作家の、デビュー作。 会社勤めをしながらの作家活動なんですね。 ブッダが王子シッダールタとして親の決めた結婚をし、気の合わない妻ヤショダラとそれでも子をなし、やがて出家。 実家から稲を持ってきて水田を作るたくましい妻と、木の下で瞑想する夫。 祖父にラーフラ(...

芥川賞受賞したばかりの作家の、デビュー作。 会社勤めをしながらの作家活動なんですね。 ブッダが王子シッダールタとして親の決めた結婚をし、気の合わない妻ヤショダラとそれでも子をなし、やがて出家。 実家から稲を持ってきて水田を作るたくましい妻と、木の下で瞑想する夫。 祖父にラーフラ(束縛)と名付けられた息子はこれも風変わりで、異常に記憶力がよく、すべてのものに魂があると感じて、何も捨てたがらないという。 やがて父ブッダの信徒が3、4千人もいるところに混じっていきますが、修行に徹することも出来ず、心惹かれた女サリアと会い続けます。 淫蕩にふけっている修行者がいると噂になり、息子の行状を知らされたブッダは外国へ行くいっこうに息子をくわえます。 ところが子供を産んだサリアは村から追われ、帰国したラーフラはすぐに行方を突き止められない。 生まれたという肝心の子は名前も付けられないまま。 孫の不幸ももとはといえば、ブッダの出家のせい? ティッサ・メッテイヤは森で野生児のように育ちますが… ゆったりしたインドの風景の描写や、登場人物それぞれの心に映る世界の印象が刻むように描き出されていて、読者の知らない世界へ持って行かれる心地よさ。 妻が悪役?めいているのはちょっと気になるけど。 あ、受賞作もそうでしたっけ… 著者は1965年生まれ。2007年本作で第44回文藝賞を受賞。

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2009/10/07

文藝賞 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E8%97%9D%E8%B3%9E

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2009/10/07

いい本でした。そろそろ長編を、と編集者が囁く姿を妄想。 うわっ、5つ星僕だけ(2009/8/15)。みんな目が肥えているのですね。。

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