正当なる狂気 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もうこのシリーズの続きは書かれません。 どうやら著者はもうこの世の人では亡くなってしまったから。 まあこの本を手に取っているお方は すでに知っているでしょう、ハードボイルドと 銘打っていますが異端も異端です。 節操のない暴力、性表現…悪の華満開ですとも。 今回は例の通りの事件の進みかた しかしながら背後にはとてつもない犯罪が 見え隠れしているのです。 ただ、希望があったのは シュグルーの関係者が比較的 幸せ(?)なことかな。
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私立探偵、シュグルーシリーズの3作目。と言っても、前作から12年開いているそうなので、「シリーズ」という感じはしない。「さらば甘き口づけ」が、シュグルーが登場した第一作であるが、もう20年以上前の話のような気もする(調べればもちろん正確に分かるのだけれども、別に何年前の作品だった...
私立探偵、シュグルーシリーズの3作目。と言っても、前作から12年開いているそうなので、「シリーズ」という感じはしない。「さらば甘き口づけ」が、シュグルーが登場した第一作であるが、もう20年以上前の話のような気もする(調べればもちろん正確に分かるのだけれども、別に何年前の作品だったか、っていうのは重要ではないので調べない)。ストーリーも、完全に忘れてしまっているけれども、すごく面白いミステリーだった、という記憶は強烈に残っている。この本は、どうだろう。ミステリーとしては、そんなに出来が良くない気もする。しかし、それでも、クラムリー独特の表現やストーリー構成、あるいは、久々のシュグルーの狂ったような行動、など、クラムリーファン、シュグルーファンにとっては、一気読み必至の本だ。
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