1,800円以上の注文で送料無料

明治を生きた会津人 山川健次郎の生涯 の商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/01/06

人は人生のどこかのタイミング・時期に、厳しい苦労をすることによって、その後の人生の役割が導かれるのではないか、と考えさせてくれる本だった。 また、ここぞというときに、他者に手を差し伸べてくれるための、日々の行動・立ち振る舞い・努力の大切さも本書から学んだ。それは、運をつかまえら...

人は人生のどこかのタイミング・時期に、厳しい苦労をすることによって、その後の人生の役割が導かれるのではないか、と考えさせてくれる本だった。 また、ここぞというときに、他者に手を差し伸べてくれるための、日々の行動・立ち振る舞い・努力の大切さも本書から学んだ。それは、運をつかまえられる力と換言できる。 著者は、「大学行政家」として彼を呼ぶ場面がある。いくつもの国立・私立の大学・高校の役職につき、その職責を全うした。しかもそれは識者から特に要請されて就任している点に重要な意味を感じた。常に生徒・学生・教師に目配りし、何かあれば率先して現場で指揮を執るところは、大学職員として特に範としていくべきところだと思う。

Posted byブクログ

2011/09/22

読み始め.『東京大学の歴史』を読み終えて,近い内容の本を一気に読んでしまおうということで.この本は昨年5月に父から借りたのだけど,そのときは山川健次郎の名など知らなかった.たぶん,うちの大学の物理学科の学生も知ってる人はほとんどいないだろう.僕個人としては今夏,受験の関係でこの人...

読み始め.『東京大学の歴史』を読み終えて,近い内容の本を一気に読んでしまおうということで.この本は昨年5月に父から借りたのだけど,そのときは山川健次郎の名など知らなかった.たぶん,うちの大学の物理学科の学生も知ってる人はほとんどいないだろう.僕個人としては今夏,受験の関係でこの人の胸像の前を何度も通ったので,もはや見慣れた感もあるんだけど,この人についてはまだやっぱり何も知らない. 2011.09.19 読了.平易な文章で読みやすかった.僕も一応,戊辰戦争の舞台となった地域の出身だけど,正直,こんなにも朝敵とかそういうのが負けた側に重くのしかかっているものだとは考えたことがなかった.会津というのはそういうとこなのだと,一度行ったことはあったのだけど,知識不足.この本はそういう山川健次郎生い立ちと時代背景,そして山川の教育的業績についてが中心.田中舘愛橘や長岡半太郎の学術的業績についてはわずかに記述があるけれど,山川については見当たらない.もしかしたら業績はないのかもしれない.山川の前に帝大総長を務めていた菊池大麓についても,業績はよく知らない.やはりきちんとした業績をあげた最初の日本人というと,数学なら高木貞治,物理なら田中舘か長岡ということになるのだろうか(といって田中舘もよく知らないのだが.あと,和算のことはとりあえず置いとく).この辺はそのうち調べてみたい. 2011.09.22 関連リンク ・『東京大学の歴史』 http://booklog.jp/users/pn11/archives/406159799X

Posted byブクログ