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リバウンド の商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2024/01/07

二人の魅力的な少年の友情。 車イスの少年の人間的な魅力、心に秘めた悲しみと怒り。心に残る感動の物語。

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2024/01/18

障害があること、その明るさが意味するものはなかなかだ。 手を貸すところと手を出しちゃいけないところ。 生きているということ、自分らしくあるということ、 誰かとともに生きていたい。 ショーンの親もデーヴィッドの親も譲るところ、引かないところの見極めが素晴らしくて、 親の立場からする...

障害があること、その明るさが意味するものはなかなかだ。 手を貸すところと手を出しちゃいけないところ。 生きているということ、自分らしくあるということ、 誰かとともに生きていたい。 ショーンの親もデーヴィッドの親も譲るところ、引かないところの見極めが素晴らしくて、 親の立場からするとなかなかできないなあと思った。

Posted byブクログ

2023/07/26

ショーンは8年生(中学2年生)になった今、変わろうとしていた。 生まれ育った町から引っ越してきた7年生の時は、悪友スコットたちと数々の問題を起こし幾度となく親は呼び出され、教頭先生には目をつけられていた。 しかし、学校のバスケットボールチームのメンバー入りを目指すショーンは、今は...

ショーンは8年生(中学2年生)になった今、変わろうとしていた。 生まれ育った町から引っ越してきた7年生の時は、悪友スコットたちと数々の問題を起こし幾度となく親は呼び出され、教頭先生には目をつけられていた。 しかし、学校のバスケットボールチームのメンバー入りを目指すショーンは、今は絶対に問題を起こしてはいけない時だった。 そんなある日、ふとしたことで車いすに乗っている強気で強引な性格の転校生デーヴィッドと喧嘩になり、停学寸前となったがデーヴィッドのホストになることで停学を免れた。 ショーンは、デーヴィッドに振り回されながらも2人は友達関係になっていった。 車いすなのにデーヴィッドはバスケに詳しく、シュートもうまい。 デーヴィッドにコーチを受けたショーンも実力が上がっていく。 デーヴィッドの車いすの訳や苦悩、なぜバスケに詳しくて上手いのか? ショーンは、デーヴィッドとの出会いによって大切なことに気づいていく。 「大切なのは失敗したシュートを次にどう決めるかだ」 外れても終わりじゃない、リバウンドだよ。

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2021/04/15

6年教科書掲載本。 ケンカの激しさは想像できないほどだけど、車椅子なら遅刻しても怒られない、むしろ同情される―そういうのって優しさじゃないのかも、と気づかせてくれる作品。

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2020/07/09

バスケットに目覚めた小三の息子が欲しいと言うので買った1冊。案の定まだ小三には早すぎたようで、一足先に読んでみました。 久しぶりに読む児童向けの小説は、新鮮でなかなか楽しませてくれました。友人、勉強、スポーツ、異性etc様々なことを経験し、楽しみ笑い、考え悩み、悲しみ涙し、成長し...

バスケットに目覚めた小三の息子が欲しいと言うので買った1冊。案の定まだ小三には早すぎたようで、一足先に読んでみました。 久しぶりに読む児童向けの小説は、新鮮でなかなか楽しませてくれました。友人、勉強、スポーツ、異性etc様々なことを経験し、楽しみ笑い、考え悩み、悲しみ涙し、成長していくのですよね。懐かしい気持ちになりました。

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2019/07/15

カナダの作家さんの本。久しぶりに海外のYA小説を読んだ。 主人公は田舎から都会に転校して一年が経った中学2年の少年。昨年は慣れない学校生活でチョイ悪生徒から仲間に引き入れられ、学校から目をつけられる散々な年だった。今年は心機一転と思っていたら、登校初日早々、車椅子の転校生に殴ら...

カナダの作家さんの本。久しぶりに海外のYA小説を読んだ。 主人公は田舎から都会に転校して一年が経った中学2年の少年。昨年は慣れない学校生活でチョイ悪生徒から仲間に引き入れられ、学校から目をつけられる散々な年だった。今年は心機一転と思っていたら、登校初日早々、車椅子の転校生に殴られて…⁉︎ 思春期の苛立ち、家族や友達との葛藤、期待に満ちた将来を事故で奪われたやり場のない怒り…この年頃に人生と向き合う機会というのは、なかなかない。毎日をなんとかやり過ごすことで精一杯。こんな本に出会えたら、そんな日々に一石を投じることになるだろう。2019.7.15

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2016/09/27

8年生(中学2年生)のショーンは、トラブル起こさないようにしようと思いながら新学期を迎えた。しかし、その矢先、車椅子の転校生、ディービットとやり合ってしまう。そしてディービットの学校案内役を引き受けることに。 バスケットボール好きの二人はやがてお互いに心を開くようになるが、ディー...

8年生(中学2年生)のショーンは、トラブル起こさないようにしようと思いながら新学期を迎えた。しかし、その矢先、車椅子の転校生、ディービットとやり合ってしまう。そしてディービットの学校案内役を引き受けることに。 バスケットボール好きの二人はやがてお互いに心を開くようになるが、ディービットは時々激しい怒りにとらわれる。二人はぶつかりながらもお互いを理解する事で、前進していく。タイトルの「リバウンド」に込められたメッセージは読者に勇気を与えてくれるであろう。

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2016/02/06

思春期ならではの、感情がコントロールできなかったり、大人に対して素直になれなかったり、友人に流されたり、伝えたいことをうまく言葉にできなかったり、異性にドキドキしたりする複雑な感情が、優しく繊細に描かれている。 私は教師なので子どもを見守る側の目線で作品を読んだが、思春期の子が読...

思春期ならではの、感情がコントロールできなかったり、大人に対して素直になれなかったり、友人に流されたり、伝えたいことをうまく言葉にできなかったり、異性にドキドキしたりする複雑な感情が、優しく繊細に描かれている。 私は教師なので子どもを見守る側の目線で作品を読んだが、思春期の子が読むと、等身大の自分をショーンやデーヴィッドに重ねて読むことができるだろう。 もう一つこの作品が投げかけるテーマが、障がいとの向き合い方だ。 ショーンは、デーヴィッドと友人になってからも、車いすが関わる話題や行動には、変に気を遣ったり、どうすることがデーヴィッドにとって一番いいのか戸惑っている場面が多く見られる。 そして、それは家族であっても同じだった。このあたりが、とてもリアルに感じられた。大抵、こういった作品やドラマでは、家族が一番の理解者になるのが普通だからだ。 最後の方で、ショーンがきつい言葉を投げかけてくるデーヴィッドに対して、以前のように怒ったり戸惑ったりするのではなく、ただ静かにありのままを受けとめ、「友達でいたい」と言ってデーヴィッドを救ったシーンには、とても感動した。 相手の全てを理解しようと焦るより、理解できる部分もそうでない部分も「受け入れる」ということが、人と人とが一緒に生きていく上で一番大事なことなのだと教わった気がした。 レビュー全文 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-475.html

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2012/09/16

7年生の時に転校してきたショーンは、親しくなったスコット達と問題を起こすような遊びをしてきた。居残りも数えきれない。 8年生の新学期、車いすに乗った少年とトラブルになってしまう。教頭室に呼び出されたショーンは、その転校生である少年デーヴィッドのホスト、案内役をさせられるはめに。...

7年生の時に転校してきたショーンは、親しくなったスコット達と問題を起こすような遊びをしてきた。居残りも数えきれない。 8年生の新学期、車いすに乗った少年とトラブルになってしまう。教頭室に呼び出されたショーンは、その転校生である少年デーヴィッドのホスト、案内役をさせられるはめに。 最初はしかたなく案内役をしようとしていたが、一筋縄ではいかないデーヴィッドにふりまわされ、徐々に友人となっていく。 車いすに乗っているということを知った途端に、急にやさしくなる人々の反応の描き方が、興味深いですね。 少年の苦悩も伝わってくる。この物語の語り手であるショーンの心の動きもうまく描かれている。 読みやすく、面白い本です。

Posted byブクログ

2012/08/29

14歳の青年の心の葛藤や成長がリアルに描かれていて、大人の私が読んでもギュッと心を締め付けられる、素晴らしい作品でした。 時にはぶつかり、時には歩み寄って、徐々に互いを認め合っていくショーンとデーヴィッドの姿に「友情(人間関係)はこうやって深めていくものなんだなぁ」と改めて考えさ...

14歳の青年の心の葛藤や成長がリアルに描かれていて、大人の私が読んでもギュッと心を締め付けられる、素晴らしい作品でした。 時にはぶつかり、時には歩み寄って、徐々に互いを認め合っていくショーンとデーヴィッドの姿に「友情(人間関係)はこうやって深めていくものなんだなぁ」と改めて考えさせられました。 また、ショーンと悪友スコットの関係性が変化していく様子にも、切なさと微笑ましさを感じます。 バスケット・障害(車いす)・友情・恋愛など多くのキーワードが散りばめられている作品ですが、なぜタイトルが『リバウンド』なのか、最後まで読むと分かります。オススメの一冊です。

Posted byブクログ