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風の武士 新装版(下) の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2024/04/30

上巻に続き主人公が抜けているところがよい。安羅井人が主人公を評するところ(258-259ページ)が的を得ている。読者を飽きさせない展開がさすが司馬さん。

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2018/02/15

三人の女性の間を、行ったり来たり揺れ動きつつ、主人公・柘植信吾の隠密道中は続く。 畿内に入って以後、安羅井国が近づくにつれて、展開もどんどん緊迫してゆき、一気に読めてしまった。 目的を果たし、江戸に帰還した信吾を待つ運命もまた、夢が醒めた後のようで、ラストも余韻があって良かった。...

三人の女性の間を、行ったり来たり揺れ動きつつ、主人公・柘植信吾の隠密道中は続く。 畿内に入って以後、安羅井国が近づくにつれて、展開もどんどん緊迫してゆき、一気に読めてしまった。 目的を果たし、江戸に帰還した信吾を待つ運命もまた、夢が醒めた後のようで、ラストも余韻があって良かった。 映像化したら、今でも面白いんじゃないだろうか。

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2015/08/01

物語の終盤になって、やっと面白くなってきた。 最後の種明かしは楽しめたが、司馬さんの小説にしては、登場人物の人間的魅力がちょっと少なかったように感じる。

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2014/04/30

概略は省き、感想だけ。 頑張って上下巻読んで、良かったのは壬生狼が出てきたとこくらいかなぁ(笑) 司馬遼太郎ってこんなファンタジー小説書くんですね。といってもちゃんと読んだことあるのは燃えよ剣くらいですが。 主人公の信吾が危なっかしいのは読むにつれて愛着がわいていきますね...

概略は省き、感想だけ。 頑張って上下巻読んで、良かったのは壬生狼が出てきたとこくらいかなぁ(笑) 司馬遼太郎ってこんなファンタジー小説書くんですね。といってもちゃんと読んだことあるのは燃えよ剣くらいですが。 主人公の信吾が危なっかしいのは読むにつれて愛着がわいていきますね。

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2012/05/03

梟の城、上方武士道、の次に書かれた司馬さんの初期作品の一つなのだそうです。伝奇小説。個人の歴史観に過ぎないとの批判があったとして、私は司馬先生の歴史の授業が好きで好きでたまらないのだから仕方がない。そんな生徒には、先生がパタンと教科書を閉じて、今日は面白い話をしましょうと言った特...

梟の城、上方武士道、の次に書かれた司馬さんの初期作品の一つなのだそうです。伝奇小説。個人の歴史観に過ぎないとの批判があったとして、私は司馬先生の歴史の授業が好きで好きでたまらないのだから仕方がない。そんな生徒には、先生がパタンと教科書を閉じて、今日は面白い話をしましょうと言った特別授業のような、放課後校庭の隅の草原で聴く自由授業のような、格別の面白さです。たまりませんよ。 それでいて読了後、磯貝勝太郎氏の解説で、歴史とはかくも面白きかなの、納得もある。 安羅井国、国名は最後まで気にはなっていたのですが。 柘植慎吾の居合刀術すごいです。 お勢以、ちの、お弓、皆素敵。 メモ 太秦の広隆寺(秦河勝)、比奈ノ浦の大酒神社(大避、大闢) 日猶同祖論 ゴルドン夫人と日英文庫

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2012/03/14

司馬遼太郎の初期の作品。小気味良いテンポで話が進み、一気に読んでしまいました。古代ロマン溢れ、僕は大好きです。

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2011/10/15

忍者物の続きなんだろうけど、架空の話が多くて今一つ人物像を描けない。やたらと女性と関係を持つし。最後はユダヤ人でかぐや姫と言われてもなあ。

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2010/07/13

公儀隠密の柘植信吾の人柄が魅力的。裏表がなく、明朗快活。剣の腕は一流なのに、あっさりと敵方にだまされる。女性にやさしく浮気者なのに、女性をだまさない。人間味あふれた信吾という武士が巻き込まれる時代劇らしからぬ冒険譚。エンターテイメント性に優れた作品でとても読みやすい。お勢似(せい...

公儀隠密の柘植信吾の人柄が魅力的。裏表がなく、明朗快活。剣の腕は一流なのに、あっさりと敵方にだまされる。女性にやさしく浮気者なのに、女性をだまさない。人間味あふれた信吾という武士が巻き込まれる時代劇らしからぬ冒険譚。エンターテイメント性に優れた作品でとても読みやすい。お勢似(せい)、お弓、ちの、の三人の女性の艶っぽさや信吾との会話が物語に花を添えています。 もし映像化するなら、この女性たちや信吾をどの俳優にするか想像しながら読んでいくのも面白いかもしれません。

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2010/06/17

内容(「BOOK」データベースより) 公儀隠密を命じられた信吾は江戸から東海道を経て熊野の秘境へ向かう。安羅井国の財宝を独り占めしようとする紀州藩の隠密、幕府のお庭番が入り乱れるなか、信吾はついに安羅井国への道程を描いた丹生津姫草紙を手に入れる。凄惨な血闘の果てにたどり着いた地で...

内容(「BOOK」データベースより) 公儀隠密を命じられた信吾は江戸から東海道を経て熊野の秘境へ向かう。安羅井国の財宝を独り占めしようとする紀州藩の隠密、幕府のお庭番が入り乱れるなか、信吾はついに安羅井国への道程を描いた丹生津姫草紙を手に入れる。凄惨な血闘の果てにたどり着いた地で信吾が見たものは?司馬伝奇長編の傑作。

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