ビアトリクス・ポター の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミスポターの映画を見てから読んだので、かなりの部分は再確認だ。 映画とお話とは若干違う部分もあるが、ミスポターの自然と動物への感情の流れはそんなに違っていない。 豊富な写真と、索引と注記が資料性を高めている。
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前に姉がよかったよ、と薦めてくれたのですがハードカバーだし買うのはちょっと…とためらっておりました。このたび、図書館で借りて読みました。面白かったです。ただハードカバーってのは重たくて持ち運びに向かないですね…。電車で読むのはちょっとつらかったです。 ピーターラビットもそうで...
前に姉がよかったよ、と薦めてくれたのですがハードカバーだし買うのはちょっと…とためらっておりました。このたび、図書館で借りて読みました。面白かったです。ただハードカバーってのは重たくて持ち運びに向かないですね…。電車で読むのはちょっとつらかったです。 ピーターラビットもそうですが作品に使われている絵は全てきちんとデッサンやスケッチが取られたものなのだなあ、と言うことがよくわかりました。そして作中に出てくる人間の女の子が動物と比べてそれほどかわいらしくないのはデフォルメを使わない彼女が動物に比べると人間を描く機会がそれほどなかった為なのか、と納得致しました。 それにしても幼少時うちも田舎に住んでいたので色々な生物を飼いましたが死んでしまったペットはそのまま土に埋めてしまったので骨にしてスケッチ、なんて思いもしなかったなあ…。その辺りやはり国民性と文化の差でしょうか。 そして読んでいてびっくりしたのですがビアトリク・ポターの時代から口蹄疫にかかった動物は廃棄処分、と言うことで屠殺されていたのですね。いまだに効果的な予防法や治療が無いことに驚きを隠せません。やはり研究するための費用や施設が無いのかなあ。 後半は彼女がいかに湖畔地方の環境保全に力を注いだか、と言うことが描かれておりました。風光明媚な所だから別荘地にされたり、開発の話が舞い込んでくるのでしょうが切り売りしてしまっては結局その地の為にならないのではないか。ただこれはなかなかお金と情熱が無いと個人では難しい問題でしょうね。 色々考えさせられました。面白かったです。
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