クリスマス緊急指令 の商品レビュー

高田崇史【著】

2021/10/25

図書館。ブクログのおすすめに出てきたため。
他の方の感想にもある通り、バーの話とオルゴールの話が読みやすさも読後感も良かった。歴史推理科の話も、突拍子もない設定だけれど面白かった。最後の茜色〜の話は、上流階級の黄金時代って感じで、それはそれで面白かった。

2012/05/20

作者らしからぬ、軽い連作短編

シバリはクリスマスですが
結構本格的なのと、鯨バリの
軽薄な作品もある

2012/02/27

（あらすじ）
街のにぎわいと裏腹に、人が孤独に陥りがちな
クリスマス・タイムには信じられないような出来事が訪れる。
大伴黒主の和歌を最期に遺した男、三角関係で親友に殺意を抱かれ苦悩するＯＬ、
特別な想いを込めて息子のために探偵小説を書く父親、
宿泊客らの人生を一変させたアンティーク・オルゴールの秘密など
全６編を収録

……………………………

バラエティに富んだ１冊でした。
「アンティーク・オルゴールの秘密」のような
一見無関係に見える人やエピソードが実はだんだん
繋がっていくという話は好きなので面白かったです。

ラスト１本は時代がいまいちわかりづらかった。
安田講堂にあさま山荘があった全闘共な時代の中学生の
学生生活がメインなのに、それ程その辺の
エピソードはかかわってこないので
何で舞台を現代にしなかったんだろうと思いました。

高田さんの作品はQEDもそうだけどBarが舞台になると
カクテルが詳細に書かれていてお酒飲みたくなります。

2011/08/07

幻想的な雰囲気がたまらないです。
オルゴールの話や、バーでの話が好き。

にしても最初に六歌仙を持ってくるあたりが高田氏。

2011/02/08

QEDシリーズの大ファンとしては、物足りない！と思ってしまうが、そこにはない優しさであるとか、郷愁であるとか、のようなものがあって、これはこれでいいのだろうなと思った。

2010/08/12

(収録作品)クリスマスプレゼントを貴女に―Ｋ’ｓ　ＢＡＲ　ＳＴＯＲＹ／想い出は心の中で―Ｋ’ｓ　ＢＡＲ　ＳＴＯＲＹ／オルゴールの恋唄／茜色の風が吹く街で／迷人対怪探偵／怪探偵退場

2011/09/09

　クリスマスにちなむミステリ短編集。　順位をつけると「オルゴールの恋唄」が一番。　とある温泉地の旅館、主人の趣味が高じてアンティーク・オルゴールのミニ演奏会が開かれている。だがある夜、壊れて変な音しか出なくなる。平謝りの支配人の前に、涙を流す夫婦や喜ぶ母子連れ、怒り狂う男性、もう一度聞きたいという女性客などが次々と現れて、彼を困惑させる。　彼らそれぞれの背景とオルゴールへの思い入れが、不思議な行動の理由だった。　探偵は出てこないし地味な謎解きだけど、クリスマスにふさわしい静かさがいいと思う。

2010/01/15

クリスマスをテーマにした短編集。ぞくりとする話、コミカルな話、しんみりする話などさまざまな味わいが楽しめます。
お気に入りは「オルゴールの恋唄」。あまりに偶然がすぎるだろ、と突っ込んでしまえばおしまいですが。すべてがぴしぴしと見事に符合していく様が実に爽快です。幻想テイストもあり、後味はしんみりと沁みました。幸せな気分になれる一編です。
余談。「迷人対怪探偵」での、「死刑に次ぐ重い刑罰」って……実にそうだと思います（笑）。私もあれは絶対に嫌だ。

2009/10/07

街のにぎわいと裏腹に、人が孤独に陥りがちなクリスマスには、信じられないような出来事が訪れる。大伴黒主の和歌を最期に遺した男、三角関係で親友に殺意を抱かれ苦悩するOLなど、全6編を収録したハートフルミステリ

2009/10/07

クリスマスにまつわる短編６作。

つまらないわけではないけれど、深みに欠ける。
「オルゴールの恋唄」と「茜色の風が吹く街で」は雰囲気は好き。
ミステリ部分に重きを置いた話ではないので、内面をもっと深くまで書き込んでいる方が良かったなぁと。