竹馬男の犯罪 の商品レビュー
元サーカス芸人のクラス養老院。曰く付きの館。2本の橋で繋がれた孤島。嵐の日に飛行機で降りてくる探偵。 とてんこ盛りの世界。がうるさく無いの程よいドラマ臭さがあるからかしら。キャラ付けも2時間ドマのようだしと読み進めていくと、フェアなミステリーなのだと実感する。細かいところは多分?...
元サーカス芸人のクラス養老院。曰く付きの館。2本の橋で繋がれた孤島。嵐の日に飛行機で降りてくる探偵。 とてんこ盛りの世界。がうるさく無いの程よいドラマ臭さがあるからかしら。キャラ付けも2時間ドマのようだしと読み進めていくと、フェアなミステリーなのだと実感する。細かいところは多分?と予想できるのだけれど最後のまとめで何故作ったのかの意味を知った満足感はすっきりとして好き。 衒学的すぎず、舞台の空気を壊さない知識の積み重ねがいい。
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まさにサーカスのような賑やかですこし不思議な、絢爛かつ怪奇的な作品。 サーカス藝人専門の養老院が舞台のどこか闇を纏ったミステリ。 現実的には信じがたい出来事の紐解きがミステリとしては気持ちがよく、膨大な謎と奇妙な設定が次々に手を変えて読者に提示される。 やりすぎなほどに好きなもの...
まさにサーカスのような賑やかですこし不思議な、絢爛かつ怪奇的な作品。 サーカス藝人専門の養老院が舞台のどこか闇を纏ったミステリ。 現実的には信じがたい出来事の紐解きがミステリとしては気持ちがよく、膨大な謎と奇妙な設定が次々に手を変えて読者に提示される。 やりすぎなほどに好きなものを詰め込んで、それでいてなんとか綺麗にまとめきったというような作品。本格ミステリの持つ暗黒性を継承した怪作。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おどろおどろしい雰囲気。探偵の口ぶりが時代ががっているので、明治大正昭和初期ぐらいが舞台かと思っていたら、携帯を使うシーンが出て来たから、意外に思った。 少し無理あるかなって思ったりもしたけど、この何とも言えない感じが気持ち悪いのに読むのをやめられなくて、この小説自体がサーカスが醸し出す雰囲気になっているように感じた。
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サーカス芸人専用、という老人施設。 そこに偶然にやってきたはずの男は、再開した女に 騎士だと言われる。 ただの専用老人施設。 なのに、それを忘れてしまいそうな、奇妙な世界。 密室殺人事件は起こるし、次々と人は殺されるし。 閉鎖空間に人がぎゅうぎゅう、という感じです。 誰が誰だ...
サーカス芸人専用、という老人施設。 そこに偶然にやってきたはずの男は、再開した女に 騎士だと言われる。 ただの専用老人施設。 なのに、それを忘れてしまいそうな、奇妙な世界。 密室殺人事件は起こるし、次々と人は殺されるし。 閉鎖空間に人がぎゅうぎゅう、という感じです。 誰が誰だか、一応把握はできるのですが 一瞬誰だっけ? と思って人物紹介欄へ。 内容も、言われたら思い出すけれど…という状態。 少々長すぎました。 犯人も、誰だっけの状態になってしまいますし。 軸はサーカス。 ゆえに、すべてを解決するのは 『サーカス』が必要です。 後、最後。 ここで終了させるのが一番ですが どうなったのかが知りたい…!
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物凄い幻想ミステリ。サーカス芸人専門の養老院や密室、ルパンのような変装とおどろおどろしい雰囲気が充満している。探偵の登場や退場の仕方はクラシックだし全体的にはチョット古臭くもあるが、面白かった。
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まず。読みにくい。 文章が読みにくくて頭の中にはいってこない。 そのせいか、オチもちゃんと消化できなかった。 独特な雰囲気はよいのではないのでしょうか? BGMは筋肉少女帯のアルバム「サーカス団、パノラマ島へ帰る」がオススメ。
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サーカスを引退した老人達の住処で起こる奇妙な殺人事件。 奇妙な登場人物、奇妙な探偵、奇妙な話。 華やかなサーカスというよりは、戦後の怪しい出し物一座のような闇の雰囲気を持つ本です。 肉体の奇形やそれに纏わる話、そこから起こる奇妙なトリックと奇妙な殺害方法、奇妙な解決法。とにかく奇...
サーカスを引退した老人達の住処で起こる奇妙な殺人事件。 奇妙な登場人物、奇妙な探偵、奇妙な話。 華やかなサーカスというよりは、戦後の怪しい出し物一座のような闇の雰囲気を持つ本です。 肉体の奇形やそれに纏わる話、そこから起こる奇妙なトリックと奇妙な殺害方法、奇妙な解決法。とにかく奇妙な推理小説。
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