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花になった子どもたち の商品レビュー

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2013/06/08

著者は現代のアメリカの人なんだけど、100年前にイギリスで書かれた本ですよと言われたら信じてしまいそうな設定と雰囲気とストーリー。 母親に死なれた幼い姉妹が親類の家に預けられ、放置された庭で不思議のかけらを見つける。 子どもたちのかわいくなさが叱りつけたくなる憎たらしさで、でも...

著者は現代のアメリカの人なんだけど、100年前にイギリスで書かれた本ですよと言われたら信じてしまいそうな設定と雰囲気とストーリー。 母親に死なれた幼い姉妹が親類の家に預けられ、放置された庭で不思議のかけらを見つける。 子どもたちのかわいくなさが叱りつけたくなる憎たらしさで、でも悪意を持った描き方じゃないのがいい。 きっと不安から来る強迫や言えないから増幅される不満なんだろうとわかる。 この子達の育てにくさや抱えるものへの焦点の当て方は現代的。 大人の押し付け合いも現代的。 著者はアリスや秘密の花園を養分にして育ったんじゃないかと思う。 私はあの辺が好きだから、この本の雰囲気がとても好きだけど、なんだか本を材料にして頭で考えたお話な気がする。 じょうずにまとめたパスティーシュを読んだ気分。

Posted byブクログ

2009/10/04

図書館で何気なく手に取った本だったけど、意外と面白かった。 大人に追いつこうとする姉と、イヤイヤ反抗期真っ最中の妹の成長過程が見て取れた。

Posted byブクログ