技術戦としての第二次世界大戦 の商品レビュー
主に日本陸軍批判本。定説と言われているのを否定したりと戦史を知ってる分楽しめるかもしれません。蒋介石軍、ソ連軍、アメリカ軍、英連邦軍との戦闘を比較し陸軍の組織的欠陥と兵器をあれこれ述べています。
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各国の兵器を比較し技術戦の視点から戦争の敗因を分析している。そこから浮かび上がってくるのは、官僚統制の弊害であった。この本を読むと、一歩踏み込んだ視点が持てるようになると思う。
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日本の戦争については、マスコミの思考の方向性が異様に狭められており、一種の同調圧力が働いているが、その点についての論考は別に譲るとして、技術に視点を置いた本作は、『有坂銃』の兵藤二十八と『旅順攻防戦の真実』の別宮暖朗という、兵器と軍学については当代きっての論者の対談であり、技術...
日本の戦争については、マスコミの思考の方向性が異様に狭められており、一種の同調圧力が働いているが、その点についての論考は別に譲るとして、技術に視点を置いた本作は、『有坂銃』の兵藤二十八と『旅順攻防戦の真実』の別宮暖朗という、兵器と軍学については当代きっての論者の対談であり、技術に視点を置くことによってバイアスから逃れることを得ている。また、技術に視点を当てることによって当時の人々の考え方に迫ることができている。
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