美は乱調にあり の商品レビュー
おもしろい。時代が違…
おもしろい。時代が違うのだが、それでも生きている人間のやることなど、たいした違いはないのだな、と思う。とにかく、自らの欲望に忠実に壮絶に生き抜いた人たちの話。
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伊藤野枝が主人公の評…
伊藤野枝が主人公の評伝。辻潤や大杉栄など、個性的な面々が登場します。
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女性の解放を謳った『青鞜』に関わった人たち。その中に途中から参加し、最後には「青鞜」を自分のものとした伊藤野枝。彼女を中心に葉山事件までの話。
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伊藤野枝という人物を寂聴が追って調査。大杉栄との長子の摩子、野枝の妹ツタとの出会いとインタビューなどが、本人の姿が目に浮かぶようでちょっと感動。野枝はかなり個性的な人物だったようだ。辻潤との同棲に至る経緯も詳細な分析でリアル。この辺りは寂聴ならでは、の観測かもしれない。辻に初めて...
伊藤野枝という人物を寂聴が追って調査。大杉栄との長子の摩子、野枝の妹ツタとの出会いとインタビューなどが、本人の姿が目に浮かぶようでちょっと感動。野枝はかなり個性的な人物だったようだ。辻潤との同棲に至る経緯も詳細な分析でリアル。この辺りは寂聴ならでは、の観測かもしれない。辻に初めて野枝が出会ったときの描写は新鮮で胸がときめくほど。 平塚らいてう、神近市子の男女関係にも詳しい。彼女たち才色兼備の100年前の女性たちは最先端の女性解放の騎手だったと思うが、伊藤野枝も含めた男女関係の緩やかさ、恋に奔ってしまう姿は驚くほどだ。最後は神近事件で終わる!主人公は野枝だと思うが、もしかすると3人の女性たちすべてに著者は思い入れがあるようだ。
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(1990.06.01読了)(1984.03.23購入) *解説目録より* 明治44年春九州から上京、上野高等女学校に在学中の伊藤野枝は、新任教師の辻潤を知る。波瀾の生涯のそれが始まりであった。潤との熱烈な恋、雷鳥平塚明子との交友、「青鞜社」への参加、そして社会主義者大杉栄との宿...
(1990.06.01読了)(1984.03.23購入) *解説目録より* 明治44年春九州から上京、上野高等女学校に在学中の伊藤野枝は、新任教師の辻潤を知る。波瀾の生涯のそれが始まりであった。潤との熱烈な恋、雷鳥平塚明子との交友、「青鞜社」への参加、そして社会主義者大杉栄との宿命の出会い、その妻としての凄惨な死…。激しい女の生命を乱調の美に彩った28歳の生涯を描く力作。
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瀬戸内晴美さんの名前の頃の伝記小説の名作ですね。ほとんど忘れていますゴメンナサイ。坂本龍一氏が小さい頃に、この『美は乱調にあり』という言葉を書いて学校の先生がビックリしたとか…インパクトのある言葉だもんね…
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恋愛小説として面白かった。 どの辺まで事実で、どのへんが妄想なんだろう? この時代の事がもっと知りたくなった。
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明治四十四年春九州から上京、上野高等女学校に在学中の伊藤野枝は、新任教師の辻潤を知る。波乱の生涯の始まりであった。大杉栄との愛、激しい女の生命を乱調の美に彩った二十八歳の生涯。
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