裂けて海峡 の商品レビュー

志水辰夫(著者)

2016/07/10

人物描写というのは
ある程度爽快さ、や緻密さがなければ
なかなか受け入れられないんだな、と思います。
それは受け入れられない、というか
そうなりづらい作品です。

主人公は闇社会をふとしたことで
敵に回してしまい
その結果彼らを傷つけてしまったがために
結果、弟と所有の船をなくしてしまいます。

そして彼(長尾)が逃げるたびに
周辺から人が消えていくのです。
それだけ彼らの報復は苛烈なのです。

でも、でもね。
その前段階から防げたはずではあったのよね。
はやめにその元の男を切っていれば?

何というか感情移入もできない作品でした。

2011/04/05

7　前半、主人公の動く動機弱い。じっくり書き込まれた逃走良。主人公を追う暴力団が意外に生きない。合格点。

2011/08/03

「飢えて狼」が良かったので、二作目をさっそく読んだのだと思います。講談社ノヘルスから出ました。これも今は新潮文庫ですね。