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私は美人 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2015/03/18

誰がなんといっても 美人か美人でないか、そこが問題だ。 鏡の前に立ってみると、「結構私、美人じゃないか」という気持ちになる。 しかし写真を見てみると、「そんなことを思ってしまってなんとおこがましいブサイク!」と落ち込む。 だから極力写真に写らない、鏡で見るのはごく一瞬、というなん...

誰がなんといっても 美人か美人でないか、そこが問題だ。 鏡の前に立ってみると、「結構私、美人じゃないか」という気持ちになる。 しかし写真を見てみると、「そんなことを思ってしまってなんとおこがましいブサイク!」と落ち込む。 だから極力写真に写らない、鏡で見るのはごく一瞬、というなんとも自意識過剰な日々を送っている。 そんな言って見れば十人並みの私。 コンプレックスをややこじらせつつも、たいして美人でないことから、さっさと結婚ができたのでありました....えらべないからね(ふふふ)。 さて、「よく見りゃ美人」「元美人」の章などは「フツー」だからこそ言える毒が撒かれていて、ちょっぴりいやらしい笑いなどをしてみる。 いや、なんと自分は性格が悪いこと! まあ、それも本書の醍醐味であるので、所詮美人と騒がれる人だってこんなもんよ、と徹底的に嫌な奴になってみるのも悪くない。 いかんいかんと抑え付けるよりも、発散してしまった方が、悪の色香が出るかもしれない。 機能性美人、政界美人、パーツ美人などいろいろな美人が登場する本書。 著者の指摘に、次第に自分が思っている「自分自身の美醜」というものがほどけていく。 探せば色々なところに「美」の原石というものがあり、それをこんなもの、と投げ捨てては自ら美しくなるのを放棄しているようなもの。 他人が「あの人自分で美人だと思っているよね」と悪く言ったとしても、それならそれでいいではないか! 私自分で美しいなんて思っていません、も一つの美徳となり得ることもある。 しかし、私って美人!と思っていた方が、人生が楽しくいられる気がしてならない。 著者もあとがきに限らずそこかしこでそれを述べている。 私はこれに大いに賛同する。 美しさの基準は一つではない。 確かに黄金比率は存在するが、それだけに囚われていては「自分の」美しさは見えてはこないのだ。

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2014/03/01

生粋の美人は、この本を手にとって読むことはないと思いますが、そこはまぁタブーですよね・・(笑) でも、女は誰しも自分のことが、なんだかんだいって大好き。 食事処に入ったとき、コンビニ入ったときなど、あるいは仲間内の集まりなど、(この中で一番私が可愛い!)と思ったことがない人は...

生粋の美人は、この本を手にとって読むことはないと思いますが、そこはまぁタブーですよね・・(笑) でも、女は誰しも自分のことが、なんだかんだいって大好き。 食事処に入ったとき、コンビニ入ったときなど、あるいは仲間内の集まりなど、(この中で一番私が可愛い!)と思ったことがない人はいないと思うし。。。姉妹でも、妹や姉より私のほうがイケテル!と思ってる方がほとんどだと思います(身内はとくにシビアに比べる) 自分のことを自分で美人と自覚して他人にアピールして生きることは日本ではタブー(笑)一流の美人でも自分の美人に気づかずに、しとやかに生きなければいけない日本の女性の生き方がこまかーく書かれてる気がします。 パツキン・青い目の外人だからといって、日本できゃぁきゃぁ言われても母国では出川レベルだろってのが私の中で壷りました。。。そして、すっげぇかっこいい外人夫の日本の嫁はたいがい、日本じゃぁキッツイ容姿etc 。。ここまで書いてしまっていいのかってぐらいの観察力です。

Posted byブクログ

2013/04/02

単純に、面白かったです。 女性は誰しも、自分の美醜と向き合いながら生きていると思います。絶世の美女は本当に少なくても、ちょっとは自分にも良いところがある、と自分を納得させながら生きているのでは? そんな切ないオンナゴコロを皮肉るわけでもなく、キチンと考察しているような、そんな...

単純に、面白かったです。 女性は誰しも、自分の美醜と向き合いながら生きていると思います。絶世の美女は本当に少なくても、ちょっとは自分にも良いところがある、と自分を納得させながら生きているのでは? そんな切ないオンナゴコロを皮肉るわけでもなく、キチンと考察しているような、そんな本でした。 そうそう、そういうこと、あるわー、と嫌な気持ちにならずに軽く読めました。

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2012/06/25

「制服概論」が面白かったので図書館にある酒井さんのを制覇しようかと。 でも題名からして、「この女そんなこと思ってんの?」とか思われるのが恥ずかしくて電車内でカバー掛けてカモフラージュ。 「雑草の中のツボスミレ」とスポーツ界における美人(と一応は定義される人)=機能性美人や「平...

「制服概論」が面白かったので図書館にある酒井さんのを制覇しようかと。 でも題名からして、「この女そんなこと思ってんの?」とか思われるのが恥ずかしくて電車内でカバー掛けてカモフラージュ。 「雑草の中のツボスミレ」とスポーツ界における美人(と一応は定義される人)=機能性美人や「平安顔に井上和香クチビル」のパーツ美人、スッチーや女子アナなどその職種で男性を魅了する所属美人、顔立ちは整っているのに服の趣味が悪そう、でもその隙のおかげで一番人気のヤンキー美人、はたまたよく見りゃ美人、など様々な美人(?)に関する考察が面白い。 美人の多い県は一県おきに存在するという「美人一県おき説」に至っては実地調査してはるし。 ↑ちなみに秋田・福岡の美人率がずば抜けてるそうです。

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2011/11/23

「私は美人です」という冒頭にのけぞりつつも、読み進めていく内に納得。美人か不美人かはともかく、女性は自分の美について向き合わざるを得ない瞬間が多くある。女に生まれた瞬間から鏡と向き合って「私は美人?」と問いかける。自分が美人でないということと向き合う場面だって多くある。その逆もし...

「私は美人です」という冒頭にのけぞりつつも、読み進めていく内に納得。美人か不美人かはともかく、女性は自分の美について向き合わざるを得ない瞬間が多くある。女に生まれた瞬間から鏡と向き合って「私は美人?」と問いかける。自分が美人でないということと向き合う場面だって多くある。その逆もしかり。相対的な美人と個における美人論も納得のいくものだった。東北、日本海側で美人率を比較する発想も行動力も興味深い。あぁそれにしても、美人になりたい。

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2011/07/31

ひとくちに美人といっても、いろいろある。 本書では、美人をジャンル分けし、その特性を、成り立ちや傾向を含めて考察。 「年齢によってブスは目立たなくなってくる」確かに!! よみものとして、面白く読めた。

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2011/07/08

知らないで読んだけど「負け犬の遠吠え」を書いた人なんですね。 そっちは読んでないけど…。 多分に作者の主観的なところもあるけど納得するところも多かった。 女って大変よね…、しみじみ。

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2010/04/23

いろんな「美人」について語られたエッセイ。 と言ってもいつものごとく意地悪な視点が冴えてて笑える。 田舎にいればさぞ…とか よく見れば美人よね…とか 美人でも不美人でもなく平平凡凡と中庸な 容姿と自分で思っている身としては ただただ笑えた一冊。 日本海美人一県おき説調査、す...

いろんな「美人」について語られたエッセイ。 と言ってもいつものごとく意地悪な視点が冴えてて笑える。 田舎にいればさぞ…とか よく見れば美人よね…とか 美人でも不美人でもなく平平凡凡と中庸な 容姿と自分で思っている身としては ただただ笑えた一冊。 日本海美人一県おき説調査、すごく面白かった。

Posted byブクログ

2010/01/03

まず図書館で借りるのが非常に恥ずかしかった。 美人でも不美人でもないと勝手に思っている 私としては共感して笑えた。 特に「良く見りゃ美人」は納得。 本物の美人に美人ですね~とは確かに言わんわなー。

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2009/10/04

●うむり、酒井さんの意地悪は一芸の域に達してますな(笑) そして、相変わらず誤読されやすい芸風だと思いました。 この高慢と傲慢と自嘲と羞恥の複雑怪奇な入り混じり具合は、わからない人間にはどう逆立ちしたってわからない、と言うことを、ようやく最近理解したワシです手遅れですいろいろと。...

●うむり、酒井さんの意地悪は一芸の域に達してますな(笑) そして、相変わらず誤読されやすい芸風だと思いました。 この高慢と傲慢と自嘲と羞恥の複雑怪奇な入り混じり具合は、わからない人間にはどう逆立ちしたってわからない、と言うことを、ようやく最近理解したワシです手遅れですいろいろと。 ●閑話休題。 酒井さんは、中村うさぎ女史よりも一世代(?)若く、ちょっとエレガントぶって絹でくるんだよーに見せてますが、他者の視線を非常に自覚的に意識し、また分析してしまう心性のあり方は、本質的には大差ない気がします。 斎藤美奈子さんは、そんな彼女たちを、さらに分析するのが好きな芸風か? 更に斎藤さんの場合、多少フェミサイドに寄ってる分、一般読者には敷居が高いけど、酒井さんは可愛い女の子のフリをする知恵がある分(←・・・このワシの物言い、おっさんのようですね)、女子であることをやめる気のない女子たちにも受け入れられやすいのかなあと思います。 ま、誰もがキャリア指向じゃいられないし、肩肘張って仕事続けるのは大変なんじゃよ・・・。 ●本の内容? いろんなカテゴリの美人がいるってことじゃよ。 ああいるいるそーゆー人、と職場なりご近所なりママ友なりを思い浮かべるのが正しい読み方。 「よく見りゃ美人」とかねー、とかいいつつこのエッセイを読了したのは2週間ほど前なので、実はもう忘れつつあるのです・・・ダメだこりゃ・・・。_| ̄|○

Posted byブクログ