大学生の就職とキャリア の商品レビュー
これが書かれた時期と現在では、大学卒の就職状況は大きく変化しているが。 さまざまな視点で、大学におけるキャリア教育・キャリア支援への的確な問題提起をしている。 大学の重要な目的は社会人となる人材の養成機関であることであるが、多くの大学関係者はそのことに触れることを避けている。...
これが書かれた時期と現在では、大学卒の就職状況は大きく変化しているが。 さまざまな視点で、大学におけるキャリア教育・キャリア支援への的確な問題提起をしている。 大学の重要な目的は社会人となる人材の養成機関であることであるが、多くの大学関係者はそのことに触れることを避けている。たぶん、ここが大学変革のポイントになるのだろうと思う。(特にあるレベル以下の大学では) 本書の大きな特徴の一つは、大学を一律にとらえるのではなく、選抜性で類型(難易度・偏差値)して分析していることである。 ある意味絶望させられる面も多いのだが、それぞれに合わせた対応を考えられるかどうかが突きつけられているのだろう。(たとえ低偏差値大学であっても社会に卒業生を送り出すという使命を放棄しない限り) (追記)他のレビューを見てみると当事者である大学生の評価は非常に低いような(笑)。 タイトルだけで、これを「就職コーナー」に置くのはちょっと問題だろうな。これが参考になったと感じる学生なら、就職活動の苦労とは無縁だろうし。
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