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出版業界の危機と社会構造 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/10/31

著者の「出版危機論」のフィナーレと云うべきもの。 近代出版流通システムが復活することはないのだろう。

Posted byブクログ

2018/11/30

ニヒリズムあふれる本。ちょっと陰謀論も入っている? まあしかし普通に考えて、出版界の未来は暗いよなあ。

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2012/09/05

2001年~2007年にかけて出版業界で起きた出来事と、その周辺を様々なデータを使ってまとめたルポ。 2007年刊行という事で「ちょっと前の話」にはなってしまっているが、今も問題・課題は同じ…というより深刻になっている。 過ぎた年月ではあるが、俯瞰してみる事ができ、流れが少し分か...

2001年~2007年にかけて出版業界で起きた出来事と、その周辺を様々なデータを使ってまとめたルポ。 2007年刊行という事で「ちょっと前の話」にはなってしまっているが、今も問題・課題は同じ…というより深刻になっている。 過ぎた年月ではあるが、俯瞰してみる事ができ、流れが少し分かった気がする。  さて、これからどうやっていこうか……

Posted byブクログ

2012/05/14

2012 5/14 CCCとTSUTAYAに関する部分を中心にパワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 武雄市の新図書館構想(CCCに委託)を受けて、CCCとはなんぞやということを再確認すべく、小田光雄氏の本をまとめて借りてきた中の一冊。 「出版状況クロニクル」...

2012 5/14 CCCとTSUTAYAに関する部分を中心にパワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 武雄市の新図書館構想(CCCに委託)を受けて、CCCとはなんぞやということを再確認すべく、小田光雄氏の本をまとめて借りてきた中の一冊。 「出版状況クロニクル」の前作にあたる、21世紀初頭~2006・2007年くらいまでの出版業界の動向を逐次ウォッチし、どういうことなのか解説・解釈していく本。 CCC関連の記述だけ抜き読んでいたのだが、けっきょく本書のかなりの部分を読むことになり、それだけ現在の出版状況においてCCC+TSUTAYAの動向に著者が着目していることがわかる。 TSUTAYA=フランチャイズ=開店するまでが商売、とか、日販とがっしり組んでいる会社(正味改定が狙い?)とか、持株関係を見ていくとどういうつながりがある・・・とか、いろいろ興味深いが、それだけ記述がある一方でそれでも「実態はよくわからない」存在であるとも言われている。 とりあえず社長の増田氏がそうとうな曲者であろうということは把握しておくのが良いのかと。 Tカード導入等と離れて(と、言ってもTSUTAYA等がDM配信業に携わっているのではとの指摘もあるのでそれはそれで面白いのだが)、CCCが図書館業界に参入するってどういうことなのかを考える際にはここら辺から洗っていくことが重要かも、とか。

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2010/08/29

2007年当時の出版業界を記した本、だと思います。 各大手書店の業績伸び率とか、アマゾンのこととか、具体的に上げられている、業界本です。

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2009/11/01

第二章の近代出版の歴史変遷についてはとても勉強になって、一番客観的?に書かれていて読みやすかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

出版業界が危機的状況にあり、日本文化に多大な影響を及ぼすのは、再販制の存続と書店の大型化、複合化にある。というのが本著の主旨だろうか。数字をあげて状況を説明しているので、分かりやすく納得感がある。書籍雑誌販売額は96年2兆6563億円から06年2兆1525億円と10年で実に500...

出版業界が危機的状況にあり、日本文化に多大な影響を及ぼすのは、再販制の存続と書店の大型化、複合化にある。というのが本著の主旨だろうか。数字をあげて状況を説明しているので、分かりやすく納得感がある。書籍雑誌販売額は96年2兆6563億円から06年2兆1525億円と10年で実に5000億円も減少している。しかし新刊点数は6万点から8万弱まで急増。自費出版がふえたせいらしい。もうその数字だけで深く考え込んでしまう。そしてこの出版業界に台頭してきたのがTSUTAYAのCCC、GEO、BOOK−Offなどの複合レンタル・新品中古品販売の業界。その取次企業への出資率を見ると、おぉそんなことになっているのか…と。 本好きには一読をお勧めします。

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