灼熱の風に抱かれて の商品レビュー
炸裂冒険ロマンス in EGYPT この作家はエロシーンでなくても色っぽい。 カーシントン兄弟まだいます。続編熱烈希望。
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- ネタバレ
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ロマンス小説ではあるんだけど冒険小説とどっちに入れようか迷った。 舞台は1821年のエジプト。女性学者が認められない時代に兄マイルズの名を借りてヒエログリフの研究をしていた若い未亡人ダフネ・ペンブルック。誘拐されたマイルズを見つけるための付き添いをイギリス領事館に頼んだところ、目下投獄中のハーゲイト伯爵四男<ろくでなし>ルパート・カーシントンを紹介された。 このルパートはハンサムで背が高く腕っぷしがつよくて陽気で女好きというロマンス小説のヒーローらしいヒーローなのだけど、自分が常識の枠に囚われずに生きているおかげで、小間使いに「並みの男六人分の脳」と評されるヒロインの知性をすんなり認めてくれる。しかも次々と起こる事件からヒロインを守ってくれる。ヒロインでなくても惚れるて。 ロマンス小説なので当然のように二人はほぼ初対面から肉体的にも惹かれあい、旅の途中で関係が変化していくのだけど、それだけじゃなく誘拐された兄マイルズの視点も途中途中で出てくるし、追いかける二人の視点や悪役側の視点も出てくるし、船旅だしピラミッドだし古代の墓だしで非常に派手なお話。 じっくりロマンスよりも「必ずハッピーエンド」を求めてロマンス小説を読み漁る私には大満足の一冊だった。 で、後書きによるとハーゲイト伯爵家の五人兄弟それぞれの話がシリーズになっているらしい。他のも捜そう。
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〈カーシントン兄弟シリーズ 1〉未亡人ヒロインは考古学者の兄の名を借りエジプト古代文字ヒエログリフの研究をしている才女である。悪評高いハーゲイト伯爵四男ヒーローとの長旅で 互いの良き理解者となっていく。この愛すべきヒーローのおかげで面白かった。
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