顔・白い闇 の商品レビュー
「松本清張」の『顔・白い闇』を読みました。 以下の五編から構成されている短編集です。 ■顔 ■張込み ■声 ■地方紙を買う女 ■白い闇 推理小説の部類に入る作品だと思いますが、心理描写に優れているので、ヒューマンドラマとしても愉しめる作品でした。 心理描写の素晴らしさに加え...
「松本清張」の『顔・白い闇』を読みました。 以下の五編から構成されている短編集です。 ■顔 ■張込み ■声 ■地方紙を買う女 ■白い闇 推理小説の部類に入る作品だと思いますが、心理描写に優れているので、ヒューマンドラマとしても愉しめる作品でした。 心理描写の素晴らしさに加え、海外の作家の作品と違い、人物名や地名に親近感があるので、情景がリアルに想像しやすく、読みながら作品の中の世界へどんどん惹き込まれて行く感じ。 でも、殺人事件の現場に居合わせるような感覚は、気持ち悪さもあるんですよね。 あんまりリアル過ぎて、神経をすり減らしながら読んだ… って感じでした。
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あんず 推理小説短編集。初めて松本清張の作品を読んだのだが、その緻密な設定と登場人物の深層心理に夢中になってしまった。どの作品にも人間の奥底に秘められたふつふつと燃え上がる情が描かれていて、それは時にははっとさせられるような苦しさでもあり、時には胸騒ぎを覚えるほどの激しさでも...
あんず 推理小説短編集。初めて松本清張の作品を読んだのだが、その緻密な設定と登場人物の深層心理に夢中になってしまった。どの作品にも人間の奥底に秘められたふつふつと燃え上がる情が描かれていて、それは時にははっとさせられるような苦しさでもあり、時には胸騒ぎを覚えるほどの激しさでもあり、実にリアルで秀逸。自分の胸の奥底と共鳴し、揺さぶられる。アリバイ崩し、犯人を暴くまでの過程も面白い。どれも傑作。
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ドラマ「顔」を見ました。松雪泰子が戦後の大女優らしいレトロな美しさだった。流石だ。女優として顔を売りたいという欲と、過去の罪を隠すために顔を隠さなければという不安。やはり、欲を出してはいけないなというラスト。
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ちょっと会っただけの人の顔を覚えているだろうか?でもふとした瞬間に思い出すことはないだろうか? 松本清張の小説は極めて現実的な中に事件性を盛り込むことが多い。それが絶妙で、色々な作品を読む度に、感心してしまう。
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松本清張の作品はいくつか読んでいるが、この方の作品を読んでいつも私の印象に残るのは、人物に関する描写である。 この本を読んだのは、実は黒皮の手帳シリーズの番外編としてTVドラマ化されていたものを見て読みたくなったのである‥。何故ならば好きな俳優・豊原功補が出ていて気になったからw...
松本清張の作品はいくつか読んでいるが、この方の作品を読んでいつも私の印象に残るのは、人物に関する描写である。 この本を読んだのは、実は黒皮の手帳シリーズの番外編としてTVドラマ化されていたものを見て読みたくなったのである‥。何故ならば好きな俳優・豊原功補が出ていて気になったからw して、原作の「白い闇」は全然別モノ?でした。ドラマの方がだいぶ豪華だったね〜(笑)
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やっぱりうまい。「白い闇」は結末は読めたけれども、真相が暴かれるくだりは妙に背筋が寒くなるような気持ち悪さが・・・印象的。
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