日本原住民史序説 の商品レビュー
太田龍氏による真実の縄文文明を解き明かした一書。 明治まで東北に存在した大和朝廷に反抗したアテルイの末裔たちの存在、江戸時代における原住民系神道と大陸仏教との確執、それが忠臣蔵の主題だった。仏教、儒教、漢字イデオロギーから支配しようとする体制を拒否し、農奴となることを拒否し続け...
太田龍氏による真実の縄文文明を解き明かした一書。 明治まで東北に存在した大和朝廷に反抗したアテルイの末裔たちの存在、江戸時代における原住民系神道と大陸仏教との確執、それが忠臣蔵の主題だった。仏教、儒教、漢字イデオロギーから支配しようとする体制を拒否し、農奴となることを拒否し続けたのが純系原住民。古代オリエント文明の出現する紀元前6・7千年には日本には既に無階級、無国家な平和な精神文明が存在した「十和田湖から南にて発見された大湯ストーンサークル遺跡」 人類の国家形成は古代オリエント、中央アジアにおける有畜農耕人システムを導入した動物の家畜化、肉食だと云われるが、この体制は敵とみなした人間に対して有害な野生動物の群れに等しく処分する。 縄文土器の存在は1万二千年前に遡る。他国の土器が六千年前のものに対して中国から稲作が伝わる、何万年前から国家権力の組織なき原始共存社会が発展していた。
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