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さよなら、大衆 の商品レビュー

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2021/08/22

1984年刊 電通のプロデューサーで数々のヒットを飛ばしたというが、刊行時は57歳。 バブルがまだ来ない少々不景気感のある時代に、世代交代を迎えつつある年代がこれからの時代を予測する内容。 読むべきは序章のみで、そこで語られる大衆化社会から少衆化(個人)社会への変化のみが当たって...

1984年刊 電通のプロデューサーで数々のヒットを飛ばしたというが、刊行時は57歳。 バブルがまだ来ない少々不景気感のある時代に、世代交代を迎えつつある年代がこれからの時代を予測する内容。 読むべきは序章のみで、そこで語られる大衆化社会から少衆化(個人)社会への変化のみが当たっているが、新人類世代以前の全共闘世代やその前の焼け跡派への評価はその後訪れるバブルでのみっともない振る舞いで買いかぶりであったことがわかる。 好景気は期待した姿では現れなかったようだ。

Posted byブクログ