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コレーク政策研究 の商品レビュー

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2022/11/09

全部で200頁少々と比較的読みやすい量でありながら、教科書的な内容に終始することなく、現代の行政が直面する課題について各章ごとにわかりやすくまとめられています。 2007年出版ということもあり、少し新鮮さに欠ける部分もありますが、むしろ直近までどのような課題意識の下で政策が作られ...

全部で200頁少々と比較的読みやすい量でありながら、教科書的な内容に終始することなく、現代の行政が直面する課題について各章ごとにわかりやすくまとめられています。 2007年出版ということもあり、少し新鮮さに欠ける部分もありますが、むしろ直近までどのような課題意識の下で政策が作られてきたのかという土台を作るのにうってつけと言うこともできます。 各章ごとに取り扱う内容が異なるため、自分の興味関心が強い部分から読み進めることもでき、通読する時間をまとめて確保できない場合にもおすすめです。

Posted byブクログ

2010/02/01

政策研究に関する最新の研究を紹介、解説するテキスト。 コレークというのは確かカレッジと同義で「講義」という意味だったと記憶していますので、政策研究に関する教科書ということです。 以下、本書に含まれる内容。 1章:政策段階論の意義 2章:社会経済アプローチ―福祉レジーム論・グロ...

政策研究に関する最新の研究を紹介、解説するテキスト。 コレークというのは確かカレッジと同義で「講義」という意味だったと記憶していますので、政策研究に関する教科書ということです。 以下、本書に含まれる内容。 1章:政策段階論の意義 2章:社会経済アプローチ―福祉レジーム論・グローバル化 3章:歴史的新制度論 4章:合理的選択論・ゲーム理論 5章:拒否権プレイヤー論 6章:政策ネットワーク論 7章:政策アイディア論・言説分析 8章:政策移転論・政策波及論 9章:政策過程分析モデル 各章でそれぞれの理論の概要、利点、課題などを解説し、さらにそれぞれの理論を使った事例研究も紹介している点は非常に理解がしやすい。 ただ、難しく書いている文章が多い上に、事例紹介で扱われている研究も恣意的というか学術的価値をどこまで認めるか判断が難しいものも多く取り上げられている気がします。 ただ、それはまだまだ研究蓄積が不十分な分野について概観するという本書の目的上仕方のないことではあります。 その点を考慮して読めば、政策論の勉強には非常に役立つ一冊かと思います。

Posted byブクログ