ぼちぼち結論 の商品レビュー
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・素直にしていて自ずから他人と違うものが個性・五蘊皆空・先生だからエライ・後ろめたさがあるから,極端な善に走らない・世界が見えなくなるから規則をつくる・誤解する方が損をする・自由は不自由の上のみに成立・秩序は等量の無秩序をうむ・ナアナア社会の日本に規則はあわない・世の中はきちんとできない・社会システムはトップで変わってはそもそもいけないもの・システムの出来と個人の出来は補完の関係・データは考えの確認の材料にすぎない・「なにをいわなかった」かが重要・意識の産物はどうしても筋が通る
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虫についての話やアメリカ文明が石油文明であり、アメリカの行動原理は石油にあるという話が書いてある。 河合隼雄先生が文化庁の長官をやることでつぶされたので、自由に生きたいと述べている。 言っていることはそれほど変ではないし、人生先が短いだけに踏み込んだ意見も書いている。面白い書で...
虫についての話やアメリカ文明が石油文明であり、アメリカの行動原理は石油にあるという話が書いてある。 河合隼雄先生が文化庁の長官をやることでつぶされたので、自由に生きたいと述べている。 言っていることはそれほど変ではないし、人生先が短いだけに踏み込んだ意見も書いている。面白い書である。
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[ 内容 ] 「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。 養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。 ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。 さらに、幸せについて、文明についても考える。 [ 目次 ] 1(定年後の団塊;抽象的人間;「先生」が成り立たない時代;一億総インテリ化;民間主導;公平・客観・中立;書評(1)『生命理論』) 2(意識は中心か;自由と不自由;モノですよ、モノ;昆虫採集禁止;どうかしている;クーデターと総裁選;情報を感覚;書評(2)『人生があなたを待っている) 3(子どもの自殺;ぼちぼち結論か;データ主義;同じ私;なぜ脳なのか;取り返しはつかない;終わりは自然;書評(3)『不都合な真実』) 4(結論は一つ(幸福と社会システム;アメリカ文明;アメリカと日本;日本をどうする)) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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私が思うに近代化とはつまりこういうことである。融通が利かなくなり、官僚的になる。訴訟社会とはそういうことである。 人生があなたをまっている フランクルの伝記
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世の中何億人と人がいるので、既出の考え方も幾つかはあるかもしれません。 (更に時評であるため、論理の展開に時間軸がある) しかしそれを考慮したとしても、話が全て綺麗にまとまっており、読み応えがあります。 日本で話題になった事件について書いていますが、大半が虫の話や大学時代の話か...
世の中何億人と人がいるので、既出の考え方も幾つかはあるかもしれません。 (更に時評であるため、論理の展開に時間軸がある) しかしそれを考慮したとしても、話が全て綺麗にまとまっており、読み応えがあります。 日本で話題になった事件について書いていますが、大半が虫の話や大学時代の話から始まります。 日常のありふれた話題からさりげなく本題に持っていけるのだから、やはり養老さんは凄いです。
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2008/3 雑誌で連載されたエッセーを書籍化したもの。「バカの壁」で一躍有名になった著者が現在社会を斜に構えた形で斬っている。言わんとしていることは理解できるが、なんか切れ味が悪く、中途半端に感じてしまうのは、期待が強すぎるためだろうか。
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