雨柳堂夢咄 新版(文庫版)(其ノ二) の商品レビュー
収録順と前後するけれど、まずは「京介氏の災難」。 タイトル通りすぎて笑ってしまう。うん、京介さんってこういう人だよね。 そして「白露の壺」にて青さん登場。 初登場回が一番悪い顔してますね(笑)役どころも一番「悪党」かな。 哀しくも美しい「瑠璃の鱗」。清姫にも蛇にもなれなかった紫紅...
収録順と前後するけれど、まずは「京介氏の災難」。 タイトル通りすぎて笑ってしまう。うん、京介さんってこういう人だよね。 そして「白露の壺」にて青さん登場。 初登場回が一番悪い顔してますね(笑)役どころも一番「悪党」かな。 哀しくも美しい「瑠璃の鱗」。清姫にも蛇にもなれなかった紫紅も、せめて絵の中だけででもと願ったご主人の想いも、哀しい愛だなぁ。 「猫王」はどこかの民話のよう。猫の王の凛々しさが、最後の和尚さんのとぼけたお顔で吹き飛ばされる(笑) 猫の王もいいけれど、この巻はなんといっても「おもかげ行灯」の子狸!かわいいーーーっ♪怖がりだけど心優しい芳春さんもかわいい。 10話収録 昼さがりの訪い/雛の宵/猫王/白露の壺/京助氏の災難/月の花影/過去の破片/蔵の中の姫君/瑠璃の鱗/おもかげ行灯
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作中にこんな言葉があった。 「すべてに説明のつく現実をあてはめる事もない 夢のままでいいものもある」。。。本書を読んでいると まさにそういった作品が多く収まっており、読了後は 夢を見ていたような、不思議な気持ちになった。
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昼さがりの訪い、雛の宵、猫王、白露の壺、京助氏の災難、月の花影、過去の破片、蔵の中の姫君、瑠璃の鱗、おもかげ行灯、
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