株式会社ロシア の商品レビュー
まず題名と本の中身の関係ですがこれはあまり関係がない気がしました。素直にロシアの生々しい現状をわかりやすく記述している本だと思って読んだほうが良いと思います。次に全体的な評価ですが、ロシア本にありがちな、ものすごく偏った解説本(原則西側諸国)とは異なり、とても中立的に記述されてい...
まず題名と本の中身の関係ですがこれはあまり関係がない気がしました。素直にロシアの生々しい現状をわかりやすく記述している本だと思って読んだほうが良いと思います。次に全体的な評価ですが、ロシア本にありがちな、ものすごく偏った解説本(原則西側諸国)とは異なり、とても中立的に記述されているという好印象を受けました。この本を読んで一番感じたこと、それはロシア人と我々日本人(あるいは西欧人も同じだろう)にとって同じ言葉でもそこから受ける印象がまったく異なるということです。共産主義の世界を長年経験した国にとっては、物事の価値観がまったく違うということ、そして我々日本人がロシア人と接点を持つときはそれを認識した上でコミュニケーションしないといけないと感じました。一方で、根っこのところは同じ人間、ロシア人も我々も同じという印象も持ちました。本書はビジネスシステムという副題がありますが、むしろロシア人像がわかったという点で大変参考になる本です。
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最近ロシア関係の本を2冊読んだが、この本が一番ロシア実態のイメージをわかせてくれた。実業界や学者などロシア人へのインタビューは興味深く読んだ。ロシアの国民性や、この20年ほどで本当に大きな変化があったことなどがよく伝わってきた。
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馬渕睦夫さんの本で紹介のあった本である。ロシア・ナショナリストvsグローバリストにおけるプーチン大統領の決断。 ユーコス事件でミハイル・ホドコフスキーを国策逮捕した。 ソ連崩壊から続いた、欧州化、自由化路線に対するプーチンの決断。 日本の明治維新後の発展、戦後の自民党下における経...
馬渕睦夫さんの本で紹介のあった本である。ロシア・ナショナリストvsグローバリストにおけるプーチン大統領の決断。 ユーコス事件でミハイル・ホドコフスキーを国策逮捕した。 ソ連崩壊から続いた、欧州化、自由化路線に対するプーチンの決断。 日本の明治維新後の発展、戦後の自民党下における経済発展のプロセスを研究しているロシア。 資源大国ロシアと日本経済とのコラボレーションこそ世界平和に寄与する可能性を感じるものである。 日本経済新聞記者として、激動のロシアの内情を克明に描写していて読み応えのある内容でした。
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資本主義に参入する事になった大国の苦戦が描かれていた。秘密主義の国ではあるが、やはり資本の強いものが世を制して行く様がわかる。旧共産主義国は、恐怖政治の影がつきまとっているため、一般の資本主義国とはやはりかってが違うようである。
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ソ連が崩壊し、社会制度ががらりと変革したロシアの状況を、新聞記者の著者がレポート。 2007年出版なので、いま現在の状況とはまた違うのでしょうが、ソ連崩壊の混乱から資源大国として台頭してきたロシアの実情は把握できると思います。 ただいろいろと詰め込まれているので、もう少し焦点を絞...
ソ連が崩壊し、社会制度ががらりと変革したロシアの状況を、新聞記者の著者がレポート。 2007年出版なので、いま現在の状況とはまた違うのでしょうが、ソ連崩壊の混乱から資源大国として台頭してきたロシアの実情は把握できると思います。 ただいろいろと詰め込まれているので、もう少し焦点を絞ってくれた方がより面白かったかなと思いました。
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ロシアの経済環境、オルガリヒの台頭経緯、ソビエトから民間に資産売却の経緯などがわかる。経営者のインタビューなどもふんだんで、新聞記者が書いた著書らしい。 ロシアの民主化、市場経済の情報を得るためには有益な一冊。要再読。
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