都市の論理(第二部) の商品レビュー
現代の闘争(今日の都市問題;都市の破壊;中央集権のなかの自治体;独占資本主義下の自治体;自治体の復権;都市連合) 著者:羽仁五郎(1901-1983、桐生市、歴史学)
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【都市のあるべき姿を論ずる】 第一部である『歴史的条件』と比較すればとても読みやすくなっている。それはその当時の状況に対して何をすべきかを明確に示しているからなのだろう。 とはいえ、著者の書き方は理解には時間がかかり、結局何が言いたいのかしっかり読み込まないと読み取れない。 ...
【都市のあるべき姿を論ずる】 第一部である『歴史的条件』と比較すればとても読みやすくなっている。それはその当時の状況に対して何をすべきかを明確に示しているからなのだろう。 とはいえ、著者の書き方は理解には時間がかかり、結局何が言いたいのかしっかり読み込まないと読み取れない。 1970年の問題が現在でも当てはまるというのは、面白いと同時に怖い。それはすならち日本社会が数十年前の問題をそのまま放置、もしくは解決策を講じたが根本的な解決に至ってないということを物語っているからである。 当時の解決策を現在に当てはめるというのも間違っているが、とはいえ学ぶことが多い一冊であると思う。
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