徳川家康(7) の商品レビュー
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◆颶風の巻。 自身が盲信した部下は、余りある能力を野心へと結び付けてていく。それは、妻の裏切りだけでなく、根拠地岡崎の失陥の危胎へと。 随風の諫言は岡崎失陥を防いだものの、最早取り返しのつかぬ事態に至る。 それは信康切腹への信長の勧告。「我に遠慮せず成敗なされ」との織田信長の言に絶句せざるを得ないのは、己が怠慢所以か。 そして、強大さを増してきた織田信長の武名だけを上げてしまった長篠の戦いへと続いていく。 家康にとっての巨大な壁は、今や武田騎馬軍団ではなかった。それは今や天下に向けてひた走る織田信長になっていたのだ。
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