新古今和歌集 の商品レビュー
詳しい解説と訳があり、わかりやすい。 枕詞・序詞など和歌のきまりごとなどの簡単な解説もあり、和歌の楽しみ方がちょっとわかる。
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新古今和歌集 さすがの角川ビギナーズクラシック。充実した入門書〜ルビ付き、歌枕や本歌取りの解説あり、現代語訳あり 体言止めの効果か? 声出して読むとリズム感いい歌が多い。歌枕や本歌取りなど 先人の詞を新しく表現する方法が多才で面白い 春歌から恋歌までは 絵画的で源氏物語の世...
新古今和歌集 さすがの角川ビギナーズクラシック。充実した入門書〜ルビ付き、歌枕や本歌取りの解説あり、現代語訳あり 体言止めの効果か? 声出して読むとリズム感いい歌が多い。歌枕や本歌取りなど 先人の詞を新しく表現する方法が多才で面白い 春歌から恋歌までは 絵画的で源氏物語の世界。季節の情緒と恋のロマンは、乱世の時代にあって、現実忌避的にも見える。ディレッタントと言うのだろうか? 雑歌の雑種感がいい〜中世文学的な無常観あり、天孫降臨あり、和歌の政治性あり、望郷歌あり。後鳥羽院、藤原定家、式子内親王は 他の歌や伝記を読んでみたい
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ラジオ高校講座で新古今和歌集の歌がとてもいいなと思って、こちらを読んでみました。 和歌の意味に加えて背景や言葉の意味も詳しく書かれていて、意外なことに挿絵(写真)もあり、名前の通りビギナーにも優しいとっつきやすい一冊でした。 この本からでも楽しめますが、新古今和歌集は本歌取りなど...
ラジオ高校講座で新古今和歌集の歌がとてもいいなと思って、こちらを読んでみました。 和歌の意味に加えて背景や言葉の意味も詳しく書かれていて、意外なことに挿絵(写真)もあり、名前の通りビギナーにも優しいとっつきやすい一冊でした。 この本からでも楽しめますが、新古今和歌集は本歌取りなどの以前の歌を下敷きにしたものが多くあって、古今和歌集を読まずに新古今和歌集を読むのは小説の一、二巻を飛ばして三巻を読むようなもので、やはり万葉集、古今和歌集を読んだ上の方が理解が深まると思いました。
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結局、万葉集が一番エネルギーが感じられて、しかも素直な感じがしていいなあと思いました。 様式美が重んじられるようになって、競技としての歌詠みが発達したことは、文化的な発展には大きな意味をもったのでしょうけれど、個人的に鑑賞するには少し重たい感じがしました。 お題に沿って即興で創...
結局、万葉集が一番エネルギーが感じられて、しかも素直な感じがしていいなあと思いました。 様式美が重んじられるようになって、競技としての歌詠みが発達したことは、文化的な発展には大きな意味をもったのでしょうけれど、個人的に鑑賞するには少し重たい感じがしました。 お題に沿って即興で創作して詠うよりも、ある瞬間の自分の気持ちを詠ったもののほうが、しっくりくると思います(後知恵かもしれませんが)。
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「古今和歌集」からずいぶん経って出たもの(?)。 「古今和歌集」もよかったですが、こっちもよかった。 ビギナーさんにおすすめです。
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(2014.06.16読了)( 2014.06.13借入) 【日本の古典】 「新古今和歌集」は、後鳥羽院に下命されて編纂された勅撰和歌集です。 勅撰和歌集は、古今和歌集から始まって、全部で二十一あります。 古今和歌集から新古今和歌集までを八代集と呼んでいます。新古今和歌集は、八番...
(2014.06.16読了)( 2014.06.13借入) 【日本の古典】 「新古今和歌集」は、後鳥羽院に下命されて編纂された勅撰和歌集です。 勅撰和歌集は、古今和歌集から始まって、全部で二十一あります。 古今和歌集から新古今和歌集までを八代集と呼んでいます。新古今和歌集は、八番目の勅撰和歌集です。八代集の名称、成立年代、下命者は以下のようです。 古今和歌集 – 905年、醍醐天皇 後撰和歌集 – 957年頃、村上天皇 拾遺和歌集 – 1005年頃、花山院 後拾遺和歌集 – 1087年、白河天皇 金葉和歌集 – 1126年、白河院 詞花和歌集 – 1151年頃、崇徳院 千載和歌集 – 1188年、後白河院 新古今和歌集 – 1205年、後鳥羽院 「新古今和歌集」の撰者を命じられたのは、源通具、藤原定家、藤原家隆、藤原有家、藤原雅経、寂蓮の6名ですが、寂蓮は、完成前に亡くなっているので、5名ということになります。収録されている和歌は約2000首です。 「新古今和歌集」で特徴的な技法は、「本歌取り」です。 【目次】 巻第一 春歌上 巻第二 春歌下 巻第三 夏歌 巻第四 秋歌上 巻第五 秋歌下 巻第六 冬歌 巻第七 賀歌 巻第八 哀傷歌 巻第九 離別歌 巻第十 羈旅歌 巻第十一 恋歌一 巻第十二 恋歌二 巻第十三 恋歌三 巻第十四 恋歌四 巻第十五 恋歌五 巻第十六 雑歌上 巻第十七 雑歌中 巻第十八 雑歌下 巻第十九 神祇歌 巻第二十 釈教歌 解説 参考文献 付録 和歌発句索引 ●秋(68頁) 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家 (見渡すと、春の花も秋の紅葉もないことだなあ。苫屋が立っている海辺の、秋の夕暮れよ。) ●冬(97頁) 寂しさにたへたる人のまたもあれな庵ならべむ冬の山里 西行 (このような寂しさに耐えている人が、ほかにもいたらいいのにな。そうしたら、一緒に庵を並べようと思う。この冬の山里で。) 志賀の浦や遠ざかりゆく波間より氷りて出づる有明の月 藤原家隆 (志賀の浦よ。夜が更けるにつれ、水際から次第に氷り、だんだん沖の方へと遠ざかってゆく波の間から、冷え冷えと氷りついて昇ってくる、明け方の月よ。) ●藤原定家の「明月記」(146頁) この日記には、当時の社会や和歌界の出来事とともに、彼がどんな日常生活を送っていたかも詳しく書かれている。定家という人物の息遣いが感じられる、大変面白い著作である。 ●雑歌(180頁) 奥山のおどろが下も踏み分けて道ある世ぞと人に知らせん 後鳥羽院 (奥山の藪や茨の下までも踏み分けて道をつけ、正しい政治の道が存在する世の中だと、天下の人々に知らせよう。) ●価値のないもの(189頁) 仏教の教えでは、和歌をはじめとする文学は、軽薄で価値のないものとされていた。 ☆関連図書(既読) 「古今和歌集」中島輝賢編、角川ソフィア文庫、2007.04.25 「私の百人一首」白洲正子著、新潮文庫、2005.01.01 「西行 さすらいの歌人」井上靖著、学習研究社、1991.06.20 「西行-魂の旅路-」西澤美仁編、角川ソフィア文庫、2010.02.25 「西行」高橋英夫著、岩波新書、1993.04.20 「西行」白洲正子著、新潮文庫、1996.06.01 「白道」瀬戸内寂聴著、講談社文庫、1998.09.15 「西行と清盛」嵐山光三郎著、集英社、1992.04.25 「西行花伝」辻邦生著、新潮文庫、1999.07.01 「方丈記」鴨長明著・武田友宏編、角川ソフィア文庫、2007.06.25 「鴨長明『方丈記』」小林一彦著、NHK出版、2012.10.01 「方丈記私記」堀田善衛著、ちくま文庫、1988.09.27 (2014年6月17日・記) (本の表紙より) 「ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく」と大きなスケールで春の到来を詠んだ後鳥羽院が、一大歌人集団を率い、心血を注いで選びぬいた20巻約2000首もの歌の数々。古典主義に基づく当時の最新の歌のほか、彼らの美的基準をクリアした、万葉集以降のいろいろな時代に詠まれた歌が中核をなしています。この新古今和歌集の中から、「三夕の歌」を含め80首をさらに厳選し、丁寧に解説。ふりがな付きで朗読にも最適。
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何となく読みたくなって購入。大分前に読み終わってるけど、たまに再読する。薄い本なのでサラッと読めるが現代訳に解説、コラムもついてくるので古典は読みたいけど……という方にはちょうどいいかも。
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