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超長期予測 老いるアジア の商品レビュー

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2013/02/13

少子高齢化、人口減少、経済縮小の日本と、人口増加と経済成長のアジア、という対比がなされることがあるが、アジアも2050年頃までには少子高齢化してくるぞ、という話。中韓台、シンガポールや香港などは理解できるが、マレーシアやタイの高齢化の速度の速さに、予測値とはいえびっくりした。日本...

少子高齢化、人口減少、経済縮小の日本と、人口増加と経済成長のアジア、という対比がなされることがあるが、アジアも2050年頃までには少子高齢化してくるぞ、という話。中韓台、シンガポールや香港などは理解できるが、マレーシアやタイの高齢化の速度の速さに、予測値とはいえびっくりした。日本はこの問題でもアジアの最先端だ。

Posted byブクログ

2011/02/28

★確度の高い人口分析★人口から見た世界の成長予測。生産年齢人口(15~64歳)が多い「人口ボーナス期」は成長を加速できる時期。それが終わると高齢者増えて社会の重荷になる「人口オーナス(重荷)期」が続く。成長著しい東アジアや東南アジアも2050年ごろには急減速する。「ボーナスは1回...

★確度の高い人口分析★人口から見た世界の成長予測。生産年齢人口(15~64歳)が多い「人口ボーナス期」は成長を加速できる時期。それが終わると高齢者増えて社会の重荷になる「人口オーナス(重荷)期」が続く。成長著しい東アジアや東南アジアも2050年ごろには急減速する。「ボーナスは1回、オーナスはその後ずっと」だそうで、ボーナス期に成長できないとひどいことになるらしい。合計特殊出生率が低位安定しても結局人口が減り続ければ確かに重荷はいつまでたっても残ったままだ。いずれ来る中国の少子高齢化は悲惨なのだろう。しかし、そのころに若い人口が多いバングラデシュやパキスタンが本当に成長するのか。インドはともかくなかなかイメージできない。  欲を言えばアジアだけでなく世界全体の見通しを知りたい。その際には単なる人口の分析だけでなく、世界の覇権の移り変わりといった歴史観を踏まえて次の世代の世界のバランスを誰か示してくれないか。

Posted byブクログ

2009/10/04

経済発展における「人口ボーナス」と「人口オーナス」の概念。これは後進国の今後を考える上で有用な視点だと思った。人口という観点から見れば、中国やベトナムも必ずしも繁栄が約束されている訳ではない事が分かる。読み応えのある良書だと思う。

Posted byブクログ