反・鈍感力 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 間違った自分探し、電車の中での化粧、急増する自殺、格差社会、親族殺し…「なぜ」と首をかしげ、「どうして」と問い、「仕方がない」ということばを口にしない。 鈍感力の塊、日本人よ、目を覚ませ。 「観察」を仕事とする写真家が贈る、人間としての感覚を呼び覚まし、豊かな自分を再構築するためのバイブル。 [ 目次 ] 第1章 なぜを忘れた日本人 第2章 文明は人を幸せにしたか 第3章 本物の見分け方 第4章 文化を取りに行く 第5章 人生を編集する 第6章 職業は第二志望がいい 第7章 スタイルのある生き方 第8章 自分に向き合う 最終章 歴史的最悪な時代に生まれて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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著者である浅井愼平氏は、私の母校(中学・高校)の出身者の中で、おそらく一番の有名人である。一番の有名人といっても、あまり有名でないのが悲しいのだが…。プロの写真家として昔から活躍しており、私が中学生の時、文化祭で彼の講演会を聞いた記憶がある。 ちなみにこの本は、題名こそ渡辺淳一氏...
著者である浅井愼平氏は、私の母校(中学・高校)の出身者の中で、おそらく一番の有名人である。一番の有名人といっても、あまり有名でないのが悲しいのだが…。プロの写真家として昔から活躍しており、私が中学生の時、文化祭で彼の講演会を聞いた記憶がある。 ちなみにこの本は、題名こそ渡辺淳一氏の「鈍感力」へのアンチテーゼとなっているが、内容は渡辺氏の著書とはほとんど関係なく、著者の人生観をまとめたエッセイである。写真家などの芸術家は、鈍感ではとても勤まらないから、物事をもっと敏感に感じて欲しいと願うのかもしれない。
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図書館で見つけて一気に読んだ。写真家ならではの観察力が面白い。豊かな自分を作るにはどうしたらいいのか?生き方の参考になる。
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鈍感力が流行っていたときに併せて購入した本。 ネーミングにやられた。 しかし、内容はメインメッセージが掴みにくい感じ。 ツイッターで呟いたような細かい気付きはあった。 この本を読んだからというわけではないが、教養を深くし、 幅のある人間へと成長していきたい。
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渡辺淳一著「鈍感力」に対抗しているのか。浅井慎平氏は日曜朝のサンデーモーニングでもお馴染みの有名な写真家。自分探しってある時期になると若者たちは一斉にやりたがるんだけど。ボクもそのクチだったからあんまり言える立場じゃないけど。著者が言ってるように自分を探すんじゃなくって人を知ると...
渡辺淳一著「鈍感力」に対抗しているのか。浅井慎平氏は日曜朝のサンデーモーニングでもお馴染みの有名な写真家。自分探しってある時期になると若者たちは一斉にやりたがるんだけど。ボクもそのクチだったからあんまり言える立場じゃないけど。著者が言ってるように自分を探すんじゃなくって人を知るとか他人の中に映る自分をまずは探さないと。それは甘いだとか逃げてるってすぐ言われちゃう。まるでちっぽけな自分。惨めで孤独な自分。否定されてコテンパにやられてこそ自分。墜ちよ墜ちよなんて昔誰かさんも言っていたように。そっからが第一歩。そっからは逃げちゃダメ。ちゃんと何かがわかるようになる。すごくよく理解できる。30になっても40になっても50になっても死ぬ間際まで自分を見つけられずに探している人もいる。本来それがフツウ。それは不幸でもなんでもない。探しに出ただけ勇気があったと思える。ちょっと冒険だったけど確かなものが残る。自分は自分の中にはいない。
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一体この本の主題は何だろうと思うほど、内容が複雑である。美術論でもあり、社会学でもあり、多くのことが書かれているが、終始一貫しているのは、観察力を大切にしたほうがいいということ。 ただ、複雑とはいえ、丁寧に書かれており読みやすく、勉強になることが多い。
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