星の降る場所 の商品レビュー

武井伸吾(著者)

2013/02/23

2006年発表。

青く染まった星空、
ゆっくりと軌跡を描く星たち、
太陽のような光を放つ月、

星空は日によって
様々な表情を見せてくれる。

まるで時間が止まっているかのような、
都会では決して出会うことのできない
夜空一面の星空。

星空の美しさを捉え、
星空の向こうに
心象風景を描いた写真集。

星空だけを写した写真集ということで、
まさに一目惚れしました(笑)(^O^)

夜空一面に瞬く
美し過ぎる星たち。

最も身近にある絶景とも言える
「夜空」には、
無限のドラマがあります。

自分は幼い頃から親がいないせいか、
転校が多く、
何かツラいことがあると
星空を眺めながら
月に話しかけてるような
暗い子供でした(笑)

その日あったこととか、
いじめられたこととか、

あともっと強くなろうって
心に誓った夜も、
弟と星空見上げてたし☆

だから
ついつい
今もそのクセで
空を見上げてしまいます(^_^;)

夜中に眠れなくて
起きちゃったときも、
星空をただボーッと眺めてるだけで
なんか落ち着くんです☆

月明かりが綺麗な夜には
深夜でも外に散歩に出て、

ミスチルの『口笛』や
スピッツの『流れ星』や
斉藤和義の『空に星が綺麗』なんかを歌いながら(笑)
風に当たってるし(^_^)

昼間の趣を全く残さない凪いだ夜は
音がどこまでも響くんですよね。

CGなんかじゃなく
現実にそこにある星には
リアルが持つ美しさがあります。

現在望遠鏡で確認されている、
最も遠くからくる光は、
150億光年。

150億光年と言えば、地球が生まれるよりも
ずっと昔の光。

何十億年もかかって
光が旅してきたその姿を、
今の自分たちが見てるって
震えるほど
スゴいことなんだって
自然と涙が出てくるし、

自分たちの身体も
本当は100億年前の
あの星の欠片(カケラ)から
できてるのかもって思ったら、
なんか誇らしい気持ちになります(笑)

都会に住む自分が
満天の星を見れる機会は
残念ながら
ほとんどないけれど、
この写真集を眺めては
150億光年の遥か彼方へ
夜毎思いを馳せています(^_^)