司馬遼太郎と朝鮮 の商品レビュー
著者の言いたかった事。「とにかく日本が悪い」。 著者は社会主義がよほどお好きなようで、「出来上がらなかったものが消滅することはないのであるから、ソ連の崩壊を見て社会主義は敗北したというのは、明らかな間違いである」と。 著者の価値観に、ついてゆけません。 ただ、一貫して弱者の味方...
著者の言いたかった事。「とにかく日本が悪い」。 著者は社会主義がよほどお好きなようで、「出来上がらなかったものが消滅することはないのであるから、ソ連の崩壊を見て社会主義は敗北したというのは、明らかな間違いである」と。 著者の価値観に、ついてゆけません。 ただ、一貫して弱者の味方であるかのような文を書き連ねながら、社会主義が生み出した犠牲者について言及しないのを不思議に思いました。 司馬史観を批判するのは結構ですが、史実に照らして誤りを指摘するというより、感情的に批判しているだけの印象です。 図書館に置いてあったので、なんとなく手にとって読んでみました。買う価値はありませんが、図書館で借りてみるのはよいかもしれません。
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