神州日月変(上) の商品レビュー
1982年、講談社発行のノベルズ版。時代小説のSF風味の滑稽無形なお話。『魔剣』的なお話という印象だがこちらの方が、話がまとまってないかな。上巻でちょうど本拠の直前までいく部分もいい加減なのではないだろうか。この作者の場合もっと筆舌をつくしたい、と思いだすとまとまらずに未完に終わ...
1982年、講談社発行のノベルズ版。時代小説のSF風味の滑稽無形なお話。『魔剣』的なお話という印象だがこちらの方が、話がまとまってないかな。上巻でちょうど本拠の直前までいく部分もいい加減なのではないだろうか。この作者の場合もっと筆舌をつくしたい、と思いだすとまとまらずに未完に終わりそうな感じなのではないだろうか。
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これは江戸時代が舞台ですね。だから時代劇ですがでも「スーパー伝奇」とある通りいろいろ変なことが起こります。でもあんまり荒唐無稽というより「時代劇」の方が強い感じです。台詞が時代がかっているせいか、あまり、特に後期の栗本薫の文体と違う印象です。それはまたそれでいい感じ、とも言えます...
これは江戸時代が舞台ですね。だから時代劇ですがでも「スーパー伝奇」とある通りいろいろ変なことが起こります。でもあんまり荒唐無稽というより「時代劇」の方が強い感じです。台詞が時代がかっているせいか、あまり、特に後期の栗本薫の文体と違う印象です。それはまたそれでいい感じ、とも言えます。 物語は、十八歳の美人が何人も神隠しに遭い、その事件を追って主人公が伊奈平野へ向かう、この上巻はその途中までです。 ところで「伊奈」とありますが、中山道を進んでいるので、これは長野県伊那市でしょうかね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さらわれた子はみな18の しかも美女ばかり… そんな神隠しから始まる物語です。 なにやらところどころに敵の思惑が 見え隠れしてきたり、 さらわれたものにある種の共通点が あるであろう部分が見受けられます。 謎がどんどん増えていく作品です。 ですがその一方で 主人公である雷公には 物語を変える何らかの力があるように 感じました。 でも、それはまだ出てこないのが歯がゆい。
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