夢は廃墟をかけめぐる☆ の商品レビュー

渡海奈穂【著】

2015/07/20

渡海さんの良いところがつまった素敵なお話でした。
始まりこそは我儘全開の受で、あれこれ親切にする攻になんでそこまで…と思いましたが、話が進んでいくにつれ受の刺々しい態度やおかしな言動の理由なんかもわかってきて、気づいたときには攻同様可愛らしく感じました。攻も受への鷹揚さやいい人ぶりに出来た人間なのかと思いきや、決してそうではなく本当は受と同じくらい世間に馴染めていない人だったというのも人間味があって○。ノンケ同士なのに恋に落ちてしまった、というのにも説得力がありお互いギクシャクしながら行為にいたるシーンにも萌え。渡海さんで検索して上位にくる作品ではなかったので見落としていましたが、これは隠れた佳作なのでは。買えて良かった。

2012/12/03

モデルになっているのは軍艦島ですね。
廃墟！とテンション高く読み始めたのですが、あまり廃墟自体の描写がなくてしょんぼりでした…。
求めているものが違うってわかってる。

ふわふわした可愛い話でした。

2010/10/24

オヤジ受けだったの？オヤジなの？ww設定とか楽しかったんだけどツッコミどころ多かったww 末永くいちゃいちゃしたまえwww

2010/01/08

【あらすじ】
撮影に訪れた廃墟の島で、カメラマンの伊原木は一人の男と出会う。周囲の景色に無理なく馴染む様子に、伊原木は理想の“廃墟の精”を見出した。その彼と町中で再会する。妖精の正体は三島要、妻に離婚され会社からも不当解雇され、人生を捨てかけている元エリートサラリーマンだった。行き場のない三島を伊木原が連れ帰り共に暮らすうち、自由な伊原木に影響を受け三島も変わり始める―。年下攻ストレンジ・ラブ。

【感想】
面白かったです。

2009/10/04

【あらすじ】撮影に訪れた廃墟の島で、カメラマンの伊原木は一人の男と出会う。周囲の景色に無理なく馴染む様子に、伊原木は理想の“廃墟の精”を見出した。その彼と町中で再会する。妖精の正体は三島要、妻に離婚され会社からも不当解雇され、人生を捨てかけている元エリートサラリーマンだった。行き場のない三島を伊木原が連れ帰り共に暮らすうち、自由な伊原木に影響を受け三島も変わり始める―。年下攻ストレンジ・ラブ。

口絵の三島がかわいすぎる。キャラが動き出した。
依田さんの描くキュートな受が脳内を軽い歩幅で歩く。かわいすぎる。オヤジ受とは思えなかった。
繊細な心情を率直な言葉で表現する渡海さんの文章にとてもいい感じ。
やさしくてすごく好きな作品。

(2009/7/9　再読)

2009/10/04

カメラマン×元リーマン。
攻めは廃墟オタクのカメラマン。受けは人生に挫折し自暴自棄になったエリートサラリーマン。
こんな優しい年下の攻めに引き取られて世話焼かれる受けは幸せ者だなあと。
どうでもいいけど、無職でローンは組めないと思うんだ…。