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すべてはこの夜に の商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2018/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

積読を整理していて、そういえばこれ新装版出たんだよなぁ、と読んでみたら、面白かった! 文章のうまさは申し分なく、ぐいぐい読ませて、骨太で、しっかりとしたストーリーで、ご都合主義も、まあ、あるけれど悪目立ちせず、やくざモノにありがちな本汚円とあまり関係ないサブストーリーで一体何を読んでいるのか?感に襲われることもなく(そっちを楽しみたい人もいるのかな)、カタルシスのようなものもあり、BLではなんとなくわかっちゃうことも多い謎や伏線もちゃんと後で驚きをもって回収され、余計な装飾やエロだけで読ませる話とは一線を画しています。あとがきで、デビュー前の作品で今ならプロットが暗すぎると断られたかもしれないとあり、なるほど、と。 こういう作品が許される感じになるといいですね。まあ、エロに走れば魅力的だし売れるのもわかるんですけれど、たまにどの本を読んでも発声練習に付き合わされてる気分になることありますしね……(この作品はその描写は少ないです)。 まあ、萌えの点ではどうかな?という気はします。一般小説のような感じもします。そう言い切るには少し不足があるかなどうかな。

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2014/06/02

2014/06/01 【好き】中編2本+描き下ろし。 ①湊×加持。 ②武井靖之×義兄:鈴原亮一。 借金に追われていた加持は仕方なく請け負った襲撃先で大学生の時つき合っていた湊と10年振りに邂逅する。 893になっていた湊と身を持ち崩した加持との間には忌まわしい過去が…。 湊の加持...

2014/06/01 【好き】中編2本+描き下ろし。 ①湊×加持。 ②武井靖之×義兄:鈴原亮一。 借金に追われていた加持は仕方なく請け負った襲撃先で大学生の時つき合っていた湊と10年振りに邂逅する。 893になっていた湊と身を持ち崩した加持との間には忌まわしい過去が…。 湊の加持への執着と憎しみが実は愛情の変形というのが解っていても萌える(笑) 湊に仕える武井の義兄との恋物語と合わせて奥行きを感じられて良かった。 描き下ろしは、加持が撃たれて湊が号泣で終わっていた本編その後の様子。 なかなか甘くてニンマリ。

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2010/07/03

ヤクザ・湊×借金のせいで刺客…というより鉄砲玉にされた男・加持。大学時代に付き合いがあった2人。 お互いが誤解しまくってこじれにこじれて…という感じ。 すべてはこの夜に、夏の花、春宵一刻の3部構成で、夏の花だけは過去話。 湊がかなりゆがんでいる…といっても本人はゆがんでいるのが分...

ヤクザ・湊×借金のせいで刺客…というより鉄砲玉にされた男・加持。大学時代に付き合いがあった2人。 お互いが誤解しまくってこじれにこじれて…という感じ。 すべてはこの夜に、夏の花、春宵一刻の3部構成で、夏の花だけは過去話。 湊がかなりゆがんでいる…といっても本人はゆがんでいるのが分かってないのと、加持の煮え切らなさのせいか、結構鬱々とした話になってるけど、ラストまで読んで、CDブクレの書き下ろしも読むと幸せになってほしい2人だな、と。 CDブクレの書き下ろしも読まないと、すべて~と春宵一刻での雰囲気の変化がつかみにくい気もするかな…。すべて~だと優しいというか弱い加持が湊に引っ張られてるようにも思えたし? 愛されるということを知らなかった湊が、加持に愛されておずおずと変わっていってるというのが春宵。まだまだ不器用だけど。

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2019/08/01

魂を持っていかれそうな禿げ萌え!!心があつくなって泣いた。3つの話が繋がって構成されてます。 甘い態度の少ない攻めを理解できず苦悩する受けと過去の真実をキッカケに知る本当の気持、ドラマチックに読む側を揺さぶってくれる。泣く泣く!ちょっとネガ過ぎる受けが普通に狡いオトコで、描き方...

魂を持っていかれそうな禿げ萌え!!心があつくなって泣いた。3つの話が繋がって構成されてます。 甘い態度の少ない攻めを理解できず苦悩する受けと過去の真実をキッカケに知る本当の気持、ドラマチックに読む側を揺さぶってくれる。泣く泣く!ちょっとネガ過ぎる受けが普通に狡いオトコで、描き方が人間臭くて私は好き。 もう1組は過去ですが、無口な二人が孤独を埋め合う関係になっていく過程がじんわりと堪らない、年上受けが姉弟ひっくるめて愛ーー!大泣き。燃え萌えです。引き立て役だけで終わらないキャラで、構成がよい〜! オチも人を大切に思う気持に微笑ましく、温かい気分になれる。大満足でした。場面展開とか心情的な所も引き込まれやすくて好みだなぁ。 電子書籍では挿絵なかったけど、内容が凌駕していて、どうでもよくなったw いや、あればもっと良かったかもしれないけどー!

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2009/11/01

英田先生のお話は、もっと人気があるのがあるんだけど、私はこのお話がとても好きなんです。 「すべてはこの夜に」 「夏の花」 「春宵一刻」 と、三つの短編があるんだろうと思っていましたが、全部このお話はつながっています。 それを念頭に拝見するとよいかと思います。 このお話は英田先生の...

英田先生のお話は、もっと人気があるのがあるんだけど、私はこのお話がとても好きなんです。 「すべてはこの夜に」 「夏の花」 「春宵一刻」 と、三つの短編があるんだろうと思っていましたが、全部このお話はつながっています。 それを念頭に拝見するとよいかと思います。 このお話は英田先生の同人のころのお話で、かなり古いらしいのだけど。 正直言って、最近のものより、昔の方が面白い作家さんって多いんだよねぇ~

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2009/10/04

英田サキの原点に浸れます。 相当にシリアスですが、ここから英田作品が 始まったんだなという実感がわいてきます。 ヤクザ×借金に追われたダメ男で再会物です。

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2009/10/04

あらすじ:―お前はやっぱり 残酷な男だ。― 「選ばせてやるよ―このまま撃たれて死ぬか、俺に縋って許しを乞うか」 平凡な生活から一転。熾烈な借金地獄に堕ちた加持に残された道は『ある男を撃つ事』。 だが、狙いを定めた先に現れたのは、忌まわしい過去の男・湊だった。 端正な顔立ちの男は...

あらすじ:―お前はやっぱり 残酷な男だ。― 「選ばせてやるよ―このまま撃たれて死ぬか、俺に縋って許しを乞うか」 平凡な生活から一転。熾烈な借金地獄に堕ちた加持に残された道は『ある男を撃つ事』。 だが、狙いを定めた先に現れたのは、忌まわしい過去の男・湊だった。 端正な顔立ちの男は十年の時を経て、冷酷な雰囲気を纏う極道になっていた。そして、捕らわれた加持は陵辱されてしまう。 与えられる痛みの中に昔と変わらぬ執着の色を感じた加持は戸惑い…!?

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2009/10/04

私がリスペクトしまくっているサキさんの初期作品です。 初期でこんだけ書けるって本当天才なんだなと身震いしました。もう途中から涙が止まらなくなるくらい切ないんですよ!顔ぐしゃぐしゃになりました。不器用な男LOVE。ちなみに1章3章2章の順番に読むのがオススメ。

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