いとこ同士(フロンティアワークス) の商品レビュー
幼い頃、修は2歳年下のいとこの道隆と良く遊んでいた。 しかし大きくなるにつれ、次第に疎遠になる。 親戚の結婚式で再会した二人は、大学時代に、1度だけ肉体関係を持ってしまった思い出を蘇らせる。 酔った勢いと言い訳するように、再び体を繋げる二人。 この思いは何処から来ているのか…。 ...
幼い頃、修は2歳年下のいとこの道隆と良く遊んでいた。 しかし大きくなるにつれ、次第に疎遠になる。 親戚の結婚式で再会した二人は、大学時代に、1度だけ肉体関係を持ってしまった思い出を蘇らせる。 酔った勢いと言い訳するように、再び体を繋げる二人。 この思いは何処から来ているのか…。 血がつながっているため、2重に禁忌の感情を覚えてしまう修と道隆だが…。
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今市子さんの百鬼夜行抄を探していて見つからず、こちらと最初に出会いました。私があっちの世界(?)に迷い込むきっかけになった記念すべき本。
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- ネタバレ
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誰にだって手放しで讃頌して、問答無用で好意的に見ちゃう作家さんているでしょう。今さんは私にとってのその人なんですが、そんな事抜きにしたってとても良い話達だと思う。 血の縁に関した話が多かった。 親戚付き合いに縁がない私にはいとこ同士の距離感てあんまピンとこないんだけど、その関係性でする恋が如何に複雑かって事がわかった。そうだね、別れたとしても親戚という縁がなくなる事はないんだね。そりゃあ面倒くさい。同性だとしたら面倒さも倍か。そこのとこ描いちゃう今さんが好きだ。 短編集だと思って次の話読んで、続きだ!!と気づいた時の感動と嬉しいさを伝えたい。 てかこれ同人誌なんだねぇ。私今さんやよしながふみさんを知って、同人誌ってバカにしちゃいけないんだなって思ったの。(や、今迄もバカにした事はないけど) 才能ある人には紙とペンだけあればいいんだろうね。
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今市子の同人時代の佳作。上手くいきそうだけれど上手くいかないままそれでも途切れずにつながっていく人間関係の現実味を物語的・映画的な構図と構成できれいにまとめてある。いつでも手に取りたくなる作品。
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