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動物寓話集 他 の商品レビュー

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2010/09/22

ここで『動物寓話集』としてまとめられているものは、動物の視点から社会の風刺を描いている短編を集めたもの。 当時の社会について、よっぽど精通していないことには、どうしたってつかみにくい部分があるので、訳者による解説(あとがき)を先に読んで、“なにが描かれているのか”を頭の中で整理し...

ここで『動物寓話集』としてまとめられているものは、動物の視点から社会の風刺を描いている短編を集めたもの。 当時の社会について、よっぽど精通していないことには、どうしたってつかみにくい部分があるので、訳者による解説(あとがき)を先に読んで、“なにが描かれているのか”を頭の中で整理してから本編に望む方がベストだと思う。 「イギリス雌猫〜」の話なんかは、当時のイギリスの一端を、フランスが(バルザックが?たぶんフランスが…でいいんじゃないかと思う)どう見ているのかが伺い知れて面白いと思うと共に、それを見ている私(日本人)が、この話をどう読むのかはまた別だったりするんだな…と、そういうことも考えてみたり。 『魔王の喜劇』『廃兵院のドーム』も、ともに風刺短編。 魔王の喜劇は、登場人物(実在の人名)が 次々と出てくるのもあって、一読だけではややこしいだけのような気がするので、いずれ再読しておきたい。 廃兵院〜も、解説を読んで始めてハッとする部分があったりした。

Posted byブクログ

2010/06/14

[ 内容 ] 恋する牝猫、旅する雀、おしゃれなライオン…時代と社会を観察し尽くした辛辣な一大風俗絵巻! グランヴィルの挿画に彩られた表題作に、「魔王の喜劇」「廃兵院のドーム」を収録し、「諷刺と諧謔の作家」バルザックに光をあてる。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすす...

[ 内容 ] 恋する牝猫、旅する雀、おしゃれなライオン…時代と社会を観察し尽くした辛辣な一大風俗絵巻! グランヴィルの挿画に彩られた表題作に、「魔王の喜劇」「廃兵院のドーム」を収録し、「諷刺と諧謔の作家」バルザックに光をあてる。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ