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からすたろう の商品レビュー

4.3

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

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2024/12/22

出会いは宝物。それぞれの人の良いところをきちんと認めてくれる人がいれば、孤独も犯罪も減るのだろうと思いました。

Posted byブクログ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人里離れた山奥から小学校に通い、貧しく、勉強ができず、友だちとの関わり方も分からないひとりの少年、誰からも(ひとりの先生を除いて)顧みられなかった少年が、小学校卒業間際の学芸会で「烏のなきごえ」を披露する。 その少年の表情、烏の鳴き声を読者に伝える語り、そして遠い山々の色彩、それらすべてが力強く、物哀しく、そして涙を誘うほど美しい。 著名な絵本だけれど、読む機会がなく、母に勧められて初読。読むことができて良かった。

Posted byブクログ

2024/02/04

5歳7ヶ月 自分のことを分かってくれる人と一人でも出会うこと出来たら素晴らしいなと感じた そう子どもに説明したつもり 子どもには伝わったかな?

Posted byブクログ

2023/09/09

絵・文 八島太郎 NHK日曜美術館でとりあげられていた。ここにでてくる先生のようになりたかった。タッチも色彩もイマドキではないけれど、絵は温かく、おはなしも素敵なので長く読み継がれているのは納得。

Posted byブクログ

2023/09/07

タイトルからだと内容が全く分からない絵本である。しかし読み進んでいくと(見ていくと)タイトルの理由がわかる。孤立している子どもがある担任との出会いでカラスの鳴き声をまねしてみながそのこどものことを理解し、小学校の卒業後にからすたろうと名付けられた話である。少し道徳的である。

Posted byブクログ

2023/08/29

奇妙で美しい話の進みと、終わりかたの絵本。 おおむね他の口コミ評価も良く、特にイジメ問題、教育、個人の特性について評価している。 内容の具体的エピソードに変なものが多く、それがこの奇妙な作風を作り上げているようだ。 また、『日曜美術館』で著者を特集していて、その中で彼自身が「から...

奇妙で美しい話の進みと、終わりかたの絵本。 おおむね他の口コミ評価も良く、特にイジメ問題、教育、個人の特性について評価している。 内容の具体的エピソードに変なものが多く、それがこの奇妙な作風を作り上げているようだ。 また、『日曜美術館』で著者を特集していて、その中で彼自身が「からすたろう」のモデルではなく、子供時代の同級生(小作人の倅)がモデルであると自身で語っていた。そして自身は、そのような同級生に興味を持たないガキ大将であったと(著者の娘によれば、父はイジメっ子であった可能性さえ指摘されている)。『からすたろう』を書いたのは、成人後アメリカに移住して、そこで日本人排斥にあった経験から、子供時代の同級生にシンクロしたからだという。 しかし、世界中の子供たちの中で、いったいどれくらいの人が「いそべ先生(『からすたろう』の登場人物で、主人公を励まし、応援し、評価した教師)」に出会えるのだろうか。意外に多くの子供たちがいそべ先生に出会えず、悲惨な生活をしているのだと思う。それに、いそべ先生に出会えず、とうとう肉体が成長しきった者たちは、その後どうなったのだろう?(私自身は、いそべ先生とすれ違うことが出来たような気がする人生を送っている。幸運なほうかもしれない) そんな「自然の脅威が吹きすさぶこの世界」を思い、しみじみとした気持ちが心めぐる。 なかなか味わいのある作品。

Posted byブクログ

2023/08/16

日本で出版される24年前にアメリカで出版され、ずいぶん前にそちらを入手して読んだ。漸く日本語版を見つけ我が家に迎えた。数年ぶりで読み、人と人との出会いが、その後の人生を大きく左右することを改めて感じながら、確かに難しさを覚えるが、関わる人の人格を受け止める姿勢を持ち続けることの大...

日本で出版される24年前にアメリカで出版され、ずいぶん前にそちらを入手して読んだ。漸く日本語版を見つけ我が家に迎えた。数年ぶりで読み、人と人との出会いが、その後の人生を大きく左右することを改めて感じながら、確かに難しさを覚えるが、関わる人の人格を受け止める姿勢を持ち続けることの大切さと意義を教えられた。 みんなと違うということで弾かれたり、弾くのは簡単に行われる世の中。昔も今も変わらない日常の情景。そんな中でも休まず学校に通い続ける“ちび”を動かしたものは…。皆んなの見方を変えたものは…。いろんな方向から今一度読み、自分の今の立ち位置で行動することが出来たらと思う。

Posted byブクログ

2023/08/10

この本を読んで感じるのは、作者はどちらの立場から見ているのかということ。話の出だしは、生徒の一人「僕」だ。変わった男の子に対して距離をおき、他の生徒や先生たちと同じく離れてみている。しかし、作者は「ちび」の視点で話を進めていく。仲間はずれになりながら、自分なりに楽しむことを身につ...

この本を読んで感じるのは、作者はどちらの立場から見ているのかということ。話の出だしは、生徒の一人「僕」だ。変わった男の子に対して距離をおき、他の生徒や先生たちと同じく離れてみている。しかし、作者は「ちび」の視点で話を進めていく。仲間はずれになりながら、自分なりに楽しむことを身につけていく。でも心の底までの描写はない。次に新しい先生が登場し、この先生が「ちび」に興味を持って、彼の才能を掘り出していく。それによって周囲の反応も変わっていく。 少し変わった人への扱いは、昔も今も変わっていない。そして、ちょっとしたきっかけで評価が180°変わる。 私も最初は「僕」と同じ視点で「ちび」を見た。そしていつのまにか「ちび」の視点になる。仲間はずれになっても毎日学校へ行ったのは、彼なりの楽しみがあったからだが、それはすごいことだと思う。価値基準が人ではないのだ。「ちび」は学校の勉強ではない自然の中で生きた授業を受けていた。勉強以外の価値に気づく先生も素晴らしい。人間は誰と知り合うかによって大きく人生が変わると思う。「ちび」は一言も言葉を発していないが、先生には素直に話をしたのだろう。 カラスの鳴き真似でみんなを感動させた「ちび」を見て、やはり人間は褒められて自信をつけていくのだと思った。作者の視点は人物の誰かの側ではなく、もっと高いところにあったと思った。

Posted byブクログ

2023/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰に何を言われても黙々とただ自分の好きな事を見つけ、希望を見失わず、淡々と日々を生きていく。 そして素敵な先生との出会いで周囲からの見る目が変わる。 素敵な本だった。

Posted byブクログ

2024/11/11

ボランティアの方の読み聞かせ ********* ★2024.11(1-2) ★2022.12(1年) ★2022.11(2年)

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