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鏡の国のアリス の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2021/12/02

ふしぎの国にくらべて、 鏡の国は最初から最後まで出鱈目でとっても素敵だし、いま流行りのネコ本、猫さえ出てくれば売れる…の先駆け?子猫のキティが全てのきっかけなのがおとしろい。 チェスに詳しかったらもっと楽しめるんでしょうが、コマを進む度にお話がどんどん変わっていく奇想天外さが楽し...

ふしぎの国にくらべて、 鏡の国は最初から最後まで出鱈目でとっても素敵だし、いま流行りのネコ本、猫さえ出てくれば売れる…の先駆け?子猫のキティが全てのきっかけなのがおとしろい。 チェスに詳しかったらもっと楽しめるんでしょうが、コマを進む度にお話がどんどん変わっていく奇想天外さが楽しい。 またマザーグースなど、詩や歌の引用や皮肉?が多用され、これ、ホントなのかな?パロディかな?といちいち調べたくなってしまう。 ハンプティ・ダンプティーは分かるけど、「セイウチと大工」って何なの?おもしろーい! そしてここでも 王さまと女王さまの言葉遊びが凄い。あげあしとりにも聞こえるけれど。 とにかくお話が訳分からなくなっても、1マス越えれば次のお話が待っているので、なんだか安心できるのも不思議だった。 ラストもいいなぁ詩から始まり、詩で終わる。 賢治が『注文の多い料理店』に自ら添えた広告文を目にしました。賢治もアリスを読んでいたんだなぁ。 「イーハトヴは一つの地名である。強て、その地点をもとむるならばそれは、大小クラウスたちの耕していた野原や、少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中、テバーンタール砂漠の遥かな北東、イヴン王国の遠い東と考えられる。」 そして春樹さんのアリス好きもなかなかで、ハードボイルドワンダーランドはもとより、ピーターキャットのマッチはチェシャネコのイラストだったのも有名なお話し。 私の好きなアーティストたちが、とってもアリスの世界を愛しているのを再認識できたし、私もこのワンダーランドを体験し直して、随分頭が柔らかくなった気がします。 アリスの読み解き本も山ほどありますね、いつかそれもきちんと読んでみたいものですー

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2020/11/23

ふしぎの国の続編にあたるアリスの冒険の物語。不思議の国のアリスは知っているけれど…という人におすすめの1冊。

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2019/08/30

メディアブックの要素の鏡の国のアリス (福音館古典童話シリーズ) 原作者のルイス・キャロルの作品です。

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2017/02/15

んんんん………。知っておくべき知識がないために面白さを半分も味わってない気がするぞ。庄野幸吉さんのあとがきをよんでいるとそんな思いがこみ上げる…。

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2014/05/17

不思議の国のアリスの続編。近代社会への風刺の色合いが強かった。 ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」では。この二冊の内容が合わさっているのかーなるほど。 世界にぐっと引き込まれて、あっというまに、夢をみているような気持ちのまま読み切りました。

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2014/02/16

大好きシリーズ2。 不思議の国より鏡のほうが好き。 ジャバウォッキーは中山知子で覚えたけど本の形はこのシリーズが好き。 ゆうときごなりきとーぶらぬめやかー!

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2011/05/03

「不思議の国のアリス」に続編なんかあんの!? って、びっくりした。 私は不思議の国より、鏡の方が好き。 アリスのちょっと生意気で、勇気がある所がとても微笑ましい。

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2010/04/22

まだ、読んでいる途中なのですが、チェスに対して魅力を感じるきっかけとなりました。 やはり、「不思議の国」と同様、ジョン・テニエルの挿絵に惚れ込んでいます。 トランプも、チェスも、こんなにすてきな被写体だったかしら!?

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2011/07/15

『不思議の国のアリス』の続編です。鏡の向こう側の国を訪れたアリス。チェスの試合を模した物語が展開されます。とどまるために走り続けなければならないとか、たどり着くために逆向きに歩かなければならないとか、鏡の国ならではの仕掛けに満ちています。最後に収録される「いのちとは、夢でなければ...

『不思議の国のアリス』の続編です。鏡の向こう側の国を訪れたアリス。チェスの試合を模した物語が展開されます。とどまるために走り続けなければならないとか、たどり着くために逆向きに歩かなければならないとか、鏡の国ならではの仕掛けに満ちています。最後に収録される「いのちとは、夢でなければ、なんなのだろう」の詩は、各行冒頭の文字を並べると、アリスのモデルとなった少女の名、ALICE PLEASANCE LIDDELLが浮き出てくるという凝りようです。家にあったので、繰り返し読んだ本。自分にとっては『不思議の国のアリス』より身近な本です。

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2009/10/04

 アリスは『鏡の国〜』の方が淡々としていて好き。  前作は構成が破綻させられた、流体的で不合理で、めちゃくちゃに物語が進んでいく乱痴気騒ぎの印象だったが。今作は、なだらかに離発着する空想の物語の中で、道理に対する分解や再構築、欠損や余剰といったような、一応の道筋を想定した上で常軌...

 アリスは『鏡の国〜』の方が淡々としていて好き。  前作は構成が破綻させられた、流体的で不合理で、めちゃくちゃに物語が進んでいく乱痴気騒ぎの印象だったが。今作は、なだらかに離発着する空想の物語の中で、道理に対する分解や再構築、欠損や余剰といったような、一応の道筋を想定した上で常軌の逸脱を試みている印象を感じた。アリスも歩から女王になったという達成したこともあったことだし。 登場キャラも、前作は動物が多く、姉妹や同年代や保護観察者の面影であり、その人格形成もつたないものであったが、今回は家の外のゴミども(とキャロルは思っていただろう大人)をモデルにしているところが大きいだろうと感じた。  留守番を任されるアリスの成長に合わせて、物語の内容も成長したのだろうかと思う。 ただ、訳がね。ねばっこくて重い、ババァの化粧みたい。キャロルの写真の優表な表現と見比べてみると、絶対こんなんじゃねぇだろと思う

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