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モモちゃんとアカネちゃん の商品レビュー

4.2

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

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2023/09/11

この巻はすごく印象に残っていて死神や後ろにヘビがいるの遊びにももちゃんが怖がって逃げ帰るなどほとんどの話にうろ覚えながらも記憶に残っている。全巻持っていなかったのかも知れない。でも持っていなかったとしたら親のこのチョイスにも怖さを感じる。

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2022/03/21

角谷光代の『ポケットに物語を入れて』の中で、読みたい本が次から次へと… その中のこれを図書館で。これは大人に向けられている…・のかも。

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2022/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫婦間の齟齬や離婚というテーマを比喩を用いて表現している。読者である子どもや松谷みよ子自身の子どもにも分かりやすく、そして優しい表現であると感じた。それだけでなく比喩を用いることで、離婚などに対する松谷みよこ自身の解釈が繊細に描かれていると感じた。

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2021/06/20

パパとの離婚の表現の仕方…すごいですね。 モモちゃんが結構ファンタジー要素強い分、急に暗いパートが引き立ちます。 1.2巻ではママもそんなに存在感なかったのに、パパと不仲になってからモモちゃんの毎日の中にもやたら出てきた印象。 死神とか、プーも大人になっちゃって天気予報ができなく...

パパとの離婚の表現の仕方…すごいですね。 モモちゃんが結構ファンタジー要素強い分、急に暗いパートが引き立ちます。 1.2巻ではママもそんなに存在感なかったのに、パパと不仲になってからモモちゃんの毎日の中にもやたら出てきた印象。 死神とか、プーも大人になっちゃって天気予報ができなくなったり、変化が描かれていてハッとさせられる。

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2021/06/17

小学生になるモモちゃんと、赤ちゃんのアカネちゃんの成長を見つめたおはなし。 アカネちゃんの最初のお友達は、ママが編んだ靴下の双子、タッタちゃんとタアタちゃん。アカネちゃんはママのお腹の中でママが靴下を編んでいるのを知っていたので、生まれる前から大事なお友達です。 アカネちゃんに...

小学生になるモモちゃんと、赤ちゃんのアカネちゃんの成長を見つめたおはなし。 アカネちゃんの最初のお友達は、ママが編んだ靴下の双子、タッタちゃんとタアタちゃん。アカネちゃんはママのお腹の中でママが靴下を編んでいるのを知っていたので、生まれる前から大事なお友達です。 アカネちゃんにはずっとこのタッタちゃんとタアタちゃんが一緒にいて、悲しいときには楽しませてくれるし、まだ歩けない赤ちゃんのアカネちゃんにお外のことを教えてくれたりします。 モモちゃんもどんどん大きくなって小学生になりました。 お姉さんなんだからと新しい髪型にしたり、おとこのこたちとおんなのこたちで”けっとう”したり、妹のアカネちゃんのよい先生になろうとしたり、まっすぐすくすく育っています。 クロネコのプーも、アカネちゃんのよい先生になろうとしています。 プーのおよめさんの白猫のジャムは別のお家で飼われていますが、プーにとってはモモちゃんたちがいる家も、ジャムがいる家も、両方自分のお家です。 でもパパとママは”もっか けんかちゅう”です。 はたらくお母さんのママは、モモちゃんとアカネちゃんを育て、夜中までお仕事をして、体の具合もよくありません。ついに目も悪くなってしまったのか、パパの姿が見えなくなりました。夜パパが家に帰ってきた足音がするのでドアを開けるけれど、そこにはパパの靴だけがあってパパがいないんです。 でもママは、パパが帰ってくることもあるし、だからパパのためにご飯やお風呂を用意する、それはパパのためでもあるし、自分が気が済むからだって言います。 そんなママのところには死神がくるようになりました。夜ベッドでママの体に乗って、ママを連れて行こうとするんです。ママはパパに助けを求めますが、パパは靴だけだから助けてくれません。ママが死神に連れて行かれなかったのは、アカネちゃんの声が聞こえたからです。 ママは森の占いおばあさんのところに行きました。おばあさんが見せたのは植木鉢で枯れかけている二本の木です。植木鉢から出して地面に植えたら、一本の木はすくすく育ちました。でももう一本の木はシャキっとして歩いていってしまったのです、その肩に金色のヤドリギを乗せて。 おばあさんは言います。「おまえさんは育つ木、ご亭主は歩く木なんだよ。一緒に小さな植木鉢で絡まり合っては両方とも枯れてしまう」 だからママは、どっちも枯れてはいけない、両方とも息ができるようにしなければ、って思うのでした。とっても寂しくて暗い夜のことでした。 === このモモちゃんアカネちゃんシリーズは「最初に離婚ということを書いた児童書」と言われているようです。 実際の松谷みよ子さんと元ご主人(児童文学関係者で人形劇団座長の瀬川拓男さん)とのことが元になってはいるようですが、ただご主人の悪口ではなく、ご主人を「歩く木というのは悲しいもんだよ」とか「金のヤドリギを肩に乗せて誇らし気に歩く」などと、生き方や輝き方の違いだって書き方をしているところが凄いなと思います。 「モモちゃんとアカネちゃん」ではパパとママのお別れのあと、ママとモモちゃんとアカネちゃんとプーがお引越しして、新しい学校に転校してゆきます。 そして松谷さんは、自分自身の言い分だけでなく、モモちゃんやアカネちゃんやパパからの目線からも家族を書いてゆきます。

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2017/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 シリーズ第3作。アカネちゃんという妹ができて、1年生になったモモちゃんは、おねえさんぶりを発揮しようと大はりきり。そんな、にぎやかで楽しいモモちゃんの家に、パパとママのわかれというかなしい事件がおこります。 【感想】

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2016/11/03

死神に取り憑かれたママ、靴だけ帰ってくるパパ、歩く木と育つ木。話が暗く悲しい分、比喩が多く使われている。小学生の頃はあまり理解できなかったが今ならよくわかる。

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2016/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ。モモちゃんが小学校へ通い出す。アカネちゃんももうすぐ2歳。パパとママがお別れしてモモちゃんたちは引っ越すのだけど、ママが森のおばあさんに会いに行ったところなんて、大人の世界を子どもが覗いているような、物語と現実とが地続きになってる気持ちになった。おいしいものがすきなくまさんにとっても救われる。

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2015/07/25

『モモちゃんとアカネちゃん』シリーズ第三巻。松谷みよ子さんの前に死に神が出てきたり、モモちゃんの友達のコウちゃんがヘビになったり、現実の中での不思議が今回も盛りだくさん。

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2015/06/29

オレがにいちゃんのあとでうまれたのといっしょだなっておもった。 オレもおなかの中に入るまえからにいちゃんのことしってたよ。

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