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白いりゅう黒いりゅう の商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『犬になった王子』が収録されており、他の民話も気になったので読んでみた。全部で6つの民話が収録されている。 一番好きなのは、「天地のはじめ――巨人グミヤーの話――」。動物のサイを使って天地を創るという発想は日本ではありえないだろうし、一方で「天岩戸」に通ずる話も入っており、読み応えがあった。 民話や神話はだいたいエキセントリックだと思っているが、放っておいても勝手に育つ九つ子って何?

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2022/02/08

2022/02/03再読 今話題の中国。この本が作られた時代(1964年)は中国も少数民族に手厚かったんだなあ・・・ それはさておいて、こんなに広い国土に口伝えで受け継がれているお話はスケールがでかい。 表題の白いりゅう黒いりゅうが良かった。悲しいことがあっても、負けないで何回も...

2022/02/03再読 今話題の中国。この本が作られた時代(1964年)は中国も少数民族に手厚かったんだなあ・・・ それはさておいて、こんなに広い国土に口伝えで受け継がれているお話はスケールがでかい。 表題の白いりゅう黒いりゅうが良かった。悲しいことがあっても、負けないで何回も竜に向かっていくヤン名人と周りの人々の姿が胸をうった。

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2020/11/02

中国の6つの民族に伝わる民話。九人のきょうだいを始め、困難を乗り越える話で低学年からでも読み聞かせたい。 オマケ 学校から借りてきて家に置いておいたら、高校生の息子が読んでいた。

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2019/05/18

《ねこのおでし》 若冲の虎または、光琳の虎 飛び回っているのを頭の中に描く 読んでいただくと、そんな動きが想像できる ↓絵本もあるけど、そこにある世界で止まってしまう気がする…服着たりしてるし 「むかしむかしとらとねこは… 中国のむかし話より」

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2017/05/23

中国の昔話。 少数民族に言い伝えられた民話がおさめられています。 自分で読むなら小学生2~3年生になってから。 よみきかせてもらうなら、幼稚園年長さんでも楽しめそうな内容かな、と思いました。

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2016/09/17

多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。 「昔話は、タカラの山です」として紹介。

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2012/04/15
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「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」 中学生のうちにぜひ読んでおきたい205冊、ブックリスト。 物語・小説ー初・中級編ー 003

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2012/04/11

数はそれほど多くないが、いろいろなタイプの話があっておもしろかった。 日本の神話・昔話を彷彿とさせるものがいくつかあって、起源についていろいろ考えさせてくれそうである。太陽が岩戸に隠れる話(『天地のはじめ』)とか、麦盗みの話(『犬になった王子』)とか。『犬になった王子』については...

数はそれほど多くないが、いろいろなタイプの話があっておもしろかった。 日本の神話・昔話を彷彿とさせるものがいくつかあって、起源についていろいろ考えさせてくれそうである。太陽が岩戸に隠れる話(『天地のはじめ』)とか、麦盗みの話(『犬になった王子』)とか。『犬になった王子』についてはとくに、日本の昔話と違うところが気になる!これは食料供給を安定させるために種麦を盗みに行く話であるが、『昔話の年輪80選』(稲田浩二)によると、類話がたくさんあるらしい。どれも盗む対象は麦もしくは雑穀。つまり、この話の成立は稲作以前にさかのぼる可能性があるのだ。しかもかならず犬が登場するのだとか。なにか人類学の秘密の扉が開きそうな気がするではないか!類話を読まなくっちゃ。

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2012/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中国の昔話集。 「9人のきょうだい」「犬になった王子」「天地のはじめ」「ねこ先生と、とらのおでし」「くじゃくひめ」「白いりゅうと黒いりゅう」 絵本ではないが、赤羽末吉さんのイラストが多く使われ、低学年の子にも読める(読める子は読める)本。

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2011/06/27

天地創造の物語を読むと、それぞれの民族がそれぞれのやり方で表現しているのをとても不思議に思う。 「九人のきょうだい」(イ族) 「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ぶってくれ」「ながすね」「さむがりや」「あつがりや」「切ってくれ」「みずくぐり」の九つ子が協力して王様か...

天地創造の物語を読むと、それぞれの民族がそれぞれのやり方で表現しているのをとても不思議に思う。 「九人のきょうだい」(イ族) 「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ぶってくれ」「ながすね」「さむがりや」「あつがりや」「切ってくれ」「みずくぐり」の九つ子が協力して王様からの拷問を乗り切る話。 昔はこんな拷問してたのか? 「犬になった王子」(チベット族) 『シュナの旅』の元ネタ 「天地のはじめ」(プーラン族) 巨人グミヤーの話 グミヤーが天地を作り、月と太陽が空に輝くまでの話。 「ねこ先生と、とらのおでし」(漢族) 恩知らずの虎の話 「くじゃくひめ」 ハッピーエンド版天女の羽衣 「白い竜黒い竜」(パイ族) 木彫りの竜で災いを撃退する

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