知覚と感性の心理学 の商品レビュー
もとは大学の知覚心理学の授業のテキストとして使ってたもの。Eテレの0655で錯視をやっていた週があったので、久しぶりに引っ張り出してきた。 知覚心理は実践向けではなく、どちらかというと実験系というイメージが強かった。しかし、仕組みが分かればどう対応すれば良いのかも分かる、かか...
もとは大学の知覚心理学の授業のテキストとして使ってたもの。Eテレの0655で錯視をやっていた週があったので、久しぶりに引っ張り出してきた。 知覚心理は実践向けではなく、どちらかというと実験系というイメージが強かった。しかし、仕組みが分かればどう対応すれば良いのかも分かる、かかわり方のベースになる。 また、知覚が文化的要因によっても変わることや、「よさ」といった一見非科学的な事象を科学的に考えることなど、いわゆる応用的なところも充実していておもしろかった。様々な分野を学べと言われたけれど、様々な分野にリンクしてるんだなあ~。
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第5章よいとは何か:知覚(視覚)における「よい」とは何かについて、幾つかの視点からの研究事例をコンパクトに紹介してくれて有益。物体認知におけるよい眺め/ゲシュタルト心理学を引き継いだパターンのよさの定量化/単なる幾何学的な規則性ではない、総合評価・感性評価としてのよさ(おもしろい...
第5章よいとは何か:知覚(視覚)における「よい」とは何かについて、幾つかの視点からの研究事例をコンパクトに紹介してくれて有益。物体認知におけるよい眺め/ゲシュタルト心理学を引き継いだパターンのよさの定量化/単なる幾何学的な規則性ではない、総合評価・感性評価としてのよさ(おもしろい、好きなど)/実験美学とその後の印象評価研究が示すよさ・美しさと好みの個人差などなど。しかし、まだここまでしかわからないのか!とも思わされる。
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