科学を短歌によむ の商品レビュー
新聞に短歌を送り続けて、いっぱい採用されたからこの本を書く話がきたらしい。 何かを続けるって大切なんだな…。
Posted by
第1章 素人短歌の時代に生きて 第2章 時代を切り取った歌 第3章 研究・技術開発の現場で詠む 第4章 研究者を詠む 第5章 生と死を見つめて 第6章 戦争と平和を詠む
Posted by
自然や心の動きを詠んだものが多い。 科学の進展により、科学を短歌に詠んだ作品が増えてきているようである。 湯川秀樹、永田和宏、松沢哲朗など、科学者の視点が盛り込まれた短歌を楽しむことができる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天地(あめつち)もよりて立つらん芥子の実も底に凝るらん深きことわり わかれさす光かそけき深山木の道ふみわけし人し偲ばゆ 湯川秀樹 屈まりて脳の切片を染めながら通草のはなをおもふなりけり をりをりは脳解剖学書読むことありゆゑ知らに心つつましくなり 斎藤茂吉 気化熱というやさしさにつつまれて驟雨ののちを森ははなやぐ 百余り文献をタイプに打ちており読み読みてわれの加うるわずか 永田和宏 波と粒わが青春を揺がせし怒涛の如き量子力学 上田良二 神様とわたしどんどん遠ざかる夜ごと赤方偏移のしらべ 佐藤弓生
Posted by
中で紹介されている 「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生」 (栗木京子) という歌が好きです。
Posted by
- 1