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日曜農園 の商品レビュー

2.8

9件のお客様レビュー

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2023/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何も解決しない本だからね。 一応ある賞の候補に入っています。 うん、怒ってもこれは仕方がない。 これは戻ってこないと思うのよね。 なぜ彼ら(3人)は戻ってこないのか ぜったいわからんのだと思うよ。 誰か一人でも寄り添おうとしたか。 特にク●トゥメはダメね。 それを隆はしっかり知っていたのよ。 でも言っても無駄感があったんだろうな。 もうすでに萌は答えを見つけています。 だからこそ、みみずやちょろのすけで これからもあり続けるのでしょう。

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2020/05/19

市民農園を舞台にした小説に興味があって手にしたけど、いろんな意味で予想を裏切られた。 全て読んでも、うーん、よく掴めない。 非現実的なふわふわした部分と、妙に現実的でリアルな部分が混ざり合っていて、独特な物語。 ちょろのすけの〈ここでわたしはたくさんの生命を創造する。生まれて...

市民農園を舞台にした小説に興味があって手にしたけど、いろんな意味で予想を裏切られた。 全て読んでも、うーん、よく掴めない。 非現実的なふわふわした部分と、妙に現実的でリアルな部分が混ざり合っていて、独特な物語。 ちょろのすけの〈ここでわたしはたくさんの生命を創造する。生まれて初めて、地球の営みに参加できる気分でした。〉という部分は共感できた。

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2017/03/31

野菜や草花のようにシンプルに手をかけただけ育つのは人間にとって難しい。 家族でも分かり合えないことはある。 失って初めて同じものを見て感じたいと本気で努力できるのかも。 楽しい話だと思ってたので予想を裏切られました。 でも間違いなく強く生きていける。

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2011/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突然失踪した父親が残した農園。そして、みみずやちょろのすけこと父親が運営していたHP。 農園の作業、畑仲間との交流、そしてHPを通して知る、これまで全く知らなかった父親の一面。 土の中で育ち、日の光をあびて育つ植物の姿が、少しずつ再生へと向かう主人公、その母親と祖母の姿に重なる。 喪失を感じさせながらも、その悲しみを知らず知らずに受け止め、そしてその上に初めて現れる光、希望。 静かな再生とはこういうものなのかもしれない。

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2009/10/04

父が突然失踪し、娘と母で暮らし、娘は父が野菜を育てていた畑を継ぐように最初はそのような気もなかったけど自分の手でいろんな野菜を育てていく。母と娘はいつか父が帰ってくると思って日々暮していました。結局、父がどうして失踪したのか、どこに行ってしまったのかは最後までわかりませんでした。...

父が突然失踪し、娘と母で暮らし、娘は父が野菜を育てていた畑を継ぐように最初はそのような気もなかったけど自分の手でいろんな野菜を育てていく。母と娘はいつか父が帰ってくると思って日々暮していました。結局、父がどうして失踪したのか、どこに行ってしまったのかは最後までわかりませんでした。私としてはそこの点がちょっとモヤモヤです。最終的に何が言いたかったのか…頭を悩ませる本でした。でも、娘は父の書いていたHPを見たり、農家の人に話を聞いたりして自分の知らない父の話を聞いたり…父を知ることの大切さを表しているのかなと思いました。

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2009/10/04

わからないです。これまでと、これからと、日々は続いていくんですよね。人生の一部を掬い取って文章にした感じで、前後が見えないなって思いました。

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2011/09/07

 日曜農園から、いろんな人生が透けてみえる。 高校生の萌が、一年半近く放置されたままの畑に嫌々行き、農作業するシーンから物語は始まる。家庭も畑も、なぜこんなに荒涼として殺伐としているのか疑問に思ったんだけど、読み進めるうちに徐々に、父親の失踪による不在な事実が浮かび上がってくる。...

 日曜農園から、いろんな人生が透けてみえる。 高校生の萌が、一年半近く放置されたままの畑に嫌々行き、農作業するシーンから物語は始まる。家庭も畑も、なぜこんなに荒涼として殺伐としているのか疑問に思ったんだけど、読み進めるうちに徐々に、父親の失踪による不在な事実が浮かび上がってくる。 父親がしていたように、日曜日ごとに畑に行って、熱心に農作業する萌。まるでそうすることによって、自分が今まで知らなかった(知ろうとしなかった)真の父親の姿を引き寄せ、理解しようと努めているかのよう(日曜農園では別人格で、農園作業の記録を綴ったHPまで主催してるなんて!で、このHPがいかにもな感じで、すっごくリアリティがある!) 父親の不在が家庭に影を落としているかのようで、それを跳ね返すかのような残された女性陣の逞しさと、妙に乾いたユーモアと悪意が漂い、味があるところが気に入った。ただ、萌視線による物語でもいいと思うのに、ひたすら体を鍛える母親の笑子、祖母のハルエの視線まで投入されるのはちょっと。それも、ヘンに説明的だし。 脇役で登場する、日曜農園の主のようなエノキさんの存在が、いい味出してます。きっとHPも…なーんてね。 父親の失踪の理由すら結局明かされないのが残念だけど、萌の成長物語としてはこれでいいのかしら?

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2009/10/04

芥川賞候補作だそうですが、どこがよくて候補になったのか、どこが悪くて賞を逸したのか、皆目分かりませんでした。

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2009/10/07

失踪した父の残した市民農園とHPを引き継ぐ(?)娘という話自体は嫌いじゃないんだけど。。 本としての面白さはいまひとつわからなかった。 電車の中で読んでしまったので、静かにのんびり読むとまた違った印象だろうな、とは思ったけど。。うーん。。

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